私は現役時代に仕事で色々な国に行きました。訪問先の場所が主要都市だけでないので、車を使う必要があり度々運転する機会に恵まれたのです。米国、英国、韓国、ドイツ、タイランド、ニュージーランド(リタイヤー後)の6カ国です。大体 20~25年前の昔話になりますので現在とは異なるかも!それぞれ その国の特長があり良い思い出です。
米国の場合
私のビジネスは自動車関連が主体なので、自社が軌道に乗り出した1995年頃からツテを頼って渡米するようになり、大体は到着したDetroit Metropolitan国際空港から車での移動が多かった。Detroit市内から北郊20k位のToroy にオフィスを持つ横浜出身の友人の車かレンタカーでDetroit市内の所用を済ませ、そこから約250kの我々の拠点Canada Woodstockに車で向かうのだ。セントクレア湖とエリー湖を繋げている橋道路に通関場があり、パスポートチェックのみで簡単にCanada入りできる。この辺りは少し厄介なのか私は運転したことはないです。
Woodstockには私の友人(日本人)がオーナーである自動車の内装部品のプラスチック成型用金型製作会社(設立1989年)があり、其処の幹部との米国自動車業界の情報交流と親睦が目的で訪問回数も多かった。Niagara Fallsは此処から東に約150k、車で約1時間の距離でBuffalo等に行く通り道です。だからはゆっくり見学したのは二回位で大体は素通りです。一度は冬の雪景色のNiagara Fallsで貴重な情景に予定を変更し、小一時間見とれていました。もう一回は連休時でゆっくり見学するため周辺のホテルに電話するがすべて満杯、殆ど諦めて現地のモーテルに寄ってみると数室が空いてるーー然も「ミノルタタワー」に接したような場所の立派なモーテル。この時ほど車での旅の有難さを感じた事はない!又 運良く晴天で鮮やかな虹が滝壺の上に浮かび最高でした。遊覧船にも乗り、二日間Niagara Falls(Canada寄り)とその周辺を堪能したよ。
その時だったか忘れたが、私は吹雪の中で州間高速道路(ハイウエイ、制限速度は各州で異なる)を左ハンドルで運転しました。何故私が運転したのか分からないが、同乗者は皆んな酒に酔って寝てしまってた。Toroyに戻る夜で「一本道をまっすぐ行けば1時間後に着く!」と言われたが、標札や案内板は雪で見えないし、他の車は殆ど走っていない!既に1時間経過してて周囲は草原のようで街らしき景色ではない。ドライブインで確かめると全然違う方向に走っていたのだ。更に2時間位走りやっとToroyのホテルに着いたのは深夜の1時を回ってたーー。
やはり20年位前でDetroitからTMMK(トヨタのケンタッキー研究本部?)に行った時です。市内を出るとすぐにハイウエイ(州間高速道路、反対車線とは約10m離れていて約1m低い窪地の中央分離帯があり、たまに車がひっくり返って放置されてる)でまっすぐな平坦な道が延々と続くのだ。Ohio州のCincinnati等の街を横目に見るが街を離れると全くの草原で走っても走っても同じ景色で、標識はよくあるが同じ地名が時々あるのだーーー。約500k 同じ景色のの草原?の中を大体150K/hで交代で運転したよ。その時思いましたねーアメ車が大きい理由がーーーー。距離感の感覚が日本とは一桁違うようで、友人と昼飯を一緒に食べるのに200k離れても平気で約束します。国土が広いと道路の作り方が根本的に日本とは異なり、ダウンタウンは別にしても道路沿いに家屋はない。道路と家屋の間に街路樹と歩道があり、家の玄関までに庭?があり道路まで約20m位離れているのだ。日本の町並みを「箱庭だ!」と言う気持ちがわかります。最近のNYCのJFK空港からManhattanに入る道沿いには日本の様に家屋が密集していますがーーー。
North CarolinaのGreensboroの郊外に大変日本びいきのリタイヤ夫婦宅(Toroiに住む友人の親友?で生粋のヤンキー、庭は日本庭園で露天風呂があった)を訪問した時、昼食は街中のレストランで「ハンバーガー」、夕食はディナーを予約してあると言い、彼はエンジン音のうるさい年代物のリンカーンコンチネンタルを運転、広大な牧草地の様なタバコ畑やデットタウン(道路の両サイド共500m位にわたり、古い軒並みの家家が朽ちるように残っている)を横目に走ること2時間(約200k)、道路沿いの映画に出てくるような建屋の食堂?(週末のみ営業)に案内してくれた。中は薄暗く高い天井から等身大の人形が首にロープを巻かれぶら下がっているのが目に入った。無賃飲食したら?か!アルコール類は一切置いてなく、塩味で固く不味いパン・しょっぱい生ハム・味のない豆の煮物二種とじゃがいものポタージュスープだけ。食べ終わると隣の納屋?講堂で長椅子に座らされ、舞台のカントリーソングを聞かされた。すべてに年季が入ってて映画の世界であり、これがアメリカ南部なんだーーー!現在 残っているか分かりませんが、南部故に残っている様な気がする!
約20年前ですが、全長5mはある大型「リムジン」を一日借り切り、サンフランシスコ市内を観光したね!室内は応接間の如く7、8人は座れ、ウイスキー等の飲み物付きで確か200ドル(2万円)だった。4人で割れば5千円/1人は、決して高くはなかった(為替レートは現在と殆ど同じ)。
米国では自動車教習所などは全くなく、免許証の習得も簡単なようで、運転が必需だけに申請だけ?で取れた州もあったようです。
今回は、米国だけで2000文字を超えたのでここで終了します。
次回は、英国・ドイツの記事を予定していますので期待して下さい!