日本は年寄りが増え、家庭菜園が昔より脚光を浴び、空前のブームのようです。どんな「D.I.Y」の店もスーパーさえも各種の野菜種や苗を置き、しかも時期的に早い段階で販売しているー!
私は春と夏にポット蒔きして、それぞれ育苗して畑に定植します。

(資料提供;「やまむファーム」より)
レタスは冷涼な気候を好みますが、結球が進むにつれ抵抗力が弱くなり、-3℃以下の低温で凍害が発生します。また、25℃以上になると発芽不良、立ち枯れ性病害が発生しやすくなるので注意。
又 市販の「レタス苗」を入手すればプランターでも簡単に栽培できます。最近は種からの水耕栽培セットも販売されているようです。種からの栽培は、温度管理し発芽さえさせれば1年中栽培・収穫できる野菜です。
レタスは、紀元前6世紀にペルシャ王の食卓に並んだという記録が残るほど、古くから使われてきた食材です。日本でも、平安時代には「チシャ」の名前でおひたしや煮物などに利用されてきました。玉レタスしか思い浮かばない人もいるかもしれませんが、実はスーパーに並ぶ多くの葉物野菜がレタスの仲間なんですよ。種類や品種によって、葉っぱの食感や大きさ、見た目も様々なので、料理に合ったものをチョイスして楽しみたいですね。
レタスの種類と特徴

1. 玉レタス(結球レタス/クリスプヘッドレタス)
玉レタスは、キャベツのように葉っぱが丸まって球形になる種類で、一般にレタスというと本種を指します。紀元前には食材として利用され、今では世界中で栽培されています。葉のパリッとした歯ごたえが特徴で、別名「クリスプヘッドレタス」とも呼ばれます。「LETTUCE Great Lake」
2. ロメインレタス(コスレタス)
ロメインレタスは、楕円形の葉っぱがゆるやかにまとまる種類です。ハクサイに似た見た目が特徴で、別名「立ちチシャ」とも呼ばれます。葉っぱが厚く硬めで、歯ごたえがあることから、シーザーサラダの具材によく利用されます。
玉レタスの1種で、葉っぱがゆるやかにまとまります。厚みのある葉っぱは、やわらかくふんわりとした歯ごたえ。甘みがあってクセもないことから、日本(サラダ菜)では古くから出回り、サラダだけではなく手巻き寿司の具材としても使われます。欧米では、「バターヘッドレタス」と呼ばれています。又は「LETTACE Buttercrunch Butterhaed」
4. リーフレタス(非結球レタス)
結球しないレタスの総称で、「葉チシャ」という和名が付けられています。葉色や姿によって、いくつかの品種があります。
4-1. グリーンリーフ(グリーンカール)
よく知られるリーフレタスの1つで、葉先がカールしていることから、「グリーンカール」「カールレタス」とも呼ばれます。全体が緑色をしており、葉っぱの幅は広いです。「LETTACE Black Seeded Simpson」
4-2. サニーレタス(レッドレタス)
リーフレタスの1種で、アントシアニンを含むことから葉先が濃紅色に色づきます。見た目はグリーンリーフと似ており、葉先は縮れています。玉レタスに比べて栄養価が高く、カロテンを多く含んでいることから、しばしば緑黄色野菜として扱われます。「 LETTUCE Ruby Leaf」
4-3. フリルレタス
葉っぱの先端が細かく縮れ、波打っている姿が特徴のフリルレタス。かなり見た目は違いますが、味わいや食感は玉レタスと似てシャキシャキとした歯ごたえがあります。
4-4. ブーケレタス
見た目がブーケのように見えることから名付けられたリーフレタスで、2006年から流通がスタートした品種です。水耕栽培されており、葉っぱはとてもやわらかいんですよ。
ブーケレタスは千葉県の(有)葉っぱやという会社が開発した非結球レタスの改良品種です。葉の形状が花嫁が結婚式で手にする「ブーケ」に似ていることから「ブーケレタス」と命名されたとの事です。
水耕栽培用の品種で、各地で栽培が広まっており、その出荷にあたっては、葉を傷めないよう専用のパックが用いられます。このパックはペットボトルと同じ材質でリサイクル可能です。
◆複雑葉の形状
ブーケレタスの葉はとても複雑な形状をしており、1枚の葉でもボリューム感があります。右の写真は炒め物の敷物としてあしらっていますが、葉2枚でこんな感じです。
葉の食感や味自体はサラダとあまり変わらない感じです。
5. 茎レタス(ステムレタス)
見た目は全くレタスと違い、直径3~5cmの茎を地面から生やし、草丈30cmほどに生長する種類です。茎を刻んで乾燥させたものは、くらげと食感が似ていることから「山くらげ」の名前で出回っています。
6. サンチュ
韓国料理には定番のサンチュもレタスの仲間です。実は、玉レタスが普及する前は、レタスの主流品として一般に出回っていました。その後一時的に姿を消してしまいましたが、韓国料理の普及とともに、現在は流通量が増加しています。「チマ・サンチェ」
黄色マーカー名レタスは、現在 私が種から栽培しています。
参考資料:Wikipedia から「HORTI by Green Snap」等より抜粋。