どう云うわけかーー今年は「クロダイ」「ハマチ」が良く釣れる。良く釣れると言っても何匹もではなく、一人で1〜2匹で全くボーズの日もあるがーーーー。「アジ」「サバ」が全く釣れなくなった今年の伊勢湾だからか目立つかも知れない。奴らの餌である小魚がいなくなり釣り人の針付き餌に飛び付くのかも知れない! この数年 今まで釣れた 「へダイ」「イサキ」「カワハギ」「カサゴ」も年々減ってきているようだ。
マスコミで今年のサンマは全くの不漁と発表、その理由を海流が地球温暖化の影響で変化し液温が高くなってる所為だろうとーーー各国の乱獲で全体量が減った原因でもあるが、居場所が変わったのもその要因のようだ! 伊勢湾・三河湾も同要因かも知れないーーーー。
今回は、その「クロダイ」を特集してみました。
「クロダイ(黒鯛、学名 Acanthopagrus schlegelii)はスズキ目タイ科の魚。釣りのターゲットとしても人気です。全長は最大で70センチ前後、釣り上げられる平均全長は、30~40センチ。力強いひきで、ゲーム性が高いことから、多くの釣り人を夢中にさせているのはないでしょうかーー!学名の Acanthopagrus とは「棘のある鯛」を表しています。
別名「チヌ」と言われるのは、平安時代の初期頃、大阪南部の和泉灘は茅渟の海と呼ばれており、その海の名産魚が「クロダイ」であったため、茅渟の海で獲れる魚≒チヌと定着したとされています。また、大阪府泉南市樽井には、 茅渟(チヌ)神社があり、安全と大漁を祈願するお守りも販売されています。(by Wikipedia )
下写真は、伊勢湾で釣った約40cm大の「クロダイ」二匹です。
「クロダイ」はタイ科の魚では珍しく、浅い場所を好みます。生息域は非常に広く汽水域まで上がってきます。(個体によっては淡水域まで遡上します。)また汚染にも強い魚で、都心部の河川や、工場地帯、港湾区域など、水の濁った場所でも多く生息しています。
左下は11月10日の写真で、右下写真は10月27日です(両方とも釣り上げ直後)。
生後1年で体長12cm、5年で26cm、9年で40cmほどに成長するが、マダイと比べると成長が遅い。夏から秋には海岸域で全長10cm足らずの若魚を見ることができる。
下の写真に写ってる針が「チヌ釣り針4号」で、飲み込んでいてエラから外しました。こんな小さな針(1cm位)で、40cmの「クロダイ」が釣れます。
頭・カマを外し内臓をとり、三枚おろしで半身にしたところです。
半身を更に小骨部分で切り割り、小骨・腹骨を除去、皮を引いた切り身とカマ・皮です。
身はタイ科らしく歯ごたえがある白身で、特に旬を迎えた夏頃のものはマダイにも劣らない美味とされるが、やや磯臭いと言う者もいる。刺身、洗い、塩焼き、煮付けなど和風料理の他、ムニエルやアクアパッツア等の洋風料理でも食べられる。
「クロダイの刺身」です。締めて2、3日後の方が粘り?があり味が濃いようです。
成長によって呼び名が変わる出世魚でもある。関東ではチンチン-カイズ-クロダイと変わり、関西ではババタレ-チヌ-オオスケとなる。 瀬戸内海、特に広島湾での魚影が濃くこの海域のみで日本の2割近くが水揚げされる。関西地方を中心に「チヌ」という別名がよく用いられるが、他にもクロ(東北地方)、ケイズ(東京都)、カワダイ(川鯛:北陸地方)、チンダイ(山陰地方)、チン(九州)、クロチヌなど、様々な地方名がある。ただし「クロ」など一部の呼称でメジナ類との重複が見られるので注意を要する。
釣り人の間では大物としての呼び名として、50cm以上を「年無し」、60cm以上を「ロクマル」と称されているが、味は30〜40cmが良いようです。。高知県の宿毛湾に生息するものはその引きの強さからマッスルチヌと呼ばれ、人気を博している。磯や堤防ではウキフカセ釣り、落とし込み釣り、ダンゴ釣り、投げ釣りなど。湾内に設置されたイカダ、係留された専用の船(カセ)からはイカダ釣り、カセ釣りでねらう。 (by Wikipedia )
下左写真は「メジナ(グレ)」で、右写真は「へダイ」です。(by Wikipedia )
「メジナ(グレ)」は、スズキ目・イスズミ科に分類される魚の一種。東アジアの温暖な浅海に分布する海水魚である。体は黒に青が混ざったような色をしており、人気釣り魚の一種である。 釣り人の間では食用や磯釣りの対象魚として人気が高い。「磯竿」と呼ばれる範疇の釣竿は、本種を釣ることを目的として作られるほどである。
「ヘダイ」は、スズキ目・タイ科に分類される魚の一種。クロダイに似た鯛の一種で、食用にもなる。学名 Sparus sarba はシノニムとされるが、こちらを採用する文献も多い。 ウィキペディア