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遅れている日本の「オーガニック農業」!

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前回 「遺伝子組み換え作物」記事でしたが、農業先進国の米国では「オーガニック(有機)作物(野菜・食品)」も日本以上に進んでいるのです。

何と日本の農業政策はどうなっているんでしょうか?

「オーガニック野菜」とは

1)堆肥などで土づくりを行い、種まきまたは植え付けの前2年以上、禁止された農薬や化学肥料を使用していない圃場で栽培する。2)栽培中も禁止された農薬、化学肥料は使用しない。3)遺伝子組み換え技術を使用しない。

「オーガニック」は英語で「organic」と表記される。意味は「有機栽培の」といったものだ。「自然食品」などと呼ばれることもある。有機栽培製法で作られた素材を用いた「オーガニックコットン」や「オーガニックコスメ」なども、「オーガニック」の意味としては同様だ。

グローバル・オーガニック・トレード・ガイドによると、「有機(オーガニック)食品」が日本の農産物の売上高に占める割合は1.5%で、アメリカ(5.5%)、フランス(7.7%)、ドイツ(10.4%)と比べるとわずかだ。また、有機市場規模(約5.9億ドル)は世界13位で、1人当たりの有機食品購入額(約4.7ドル)は23位と振るわない。購入額で見ると、アメリカ人は日本人の15倍、フランス人は13倍、スイス人に至っては34倍に上る。( Wikipedia;OPTIM「スマート農業アライアンス」)

2017年時点では、日本の有機農業の耕作面積はわずか1万ヘクタール(耕作地の0.2%)(国策として有機農業に力を入れているフランスでは200万ヘクタールが有機農業に使われている)。2017年では、日本で作られるコメのわずか0.1%、野菜の0.35%しか「オーガニック」の認証を受けていないのです。

農林水産省も有機農業支援に力を入れているとは言いがたい。それは、有機農業先進国のフランスと比べると明らかだ。フランスは2001年に「アジャンス・ビオ」と呼ぶ官民の有機農業振興団体を設立しており、2019年の予算は800万ドルにも上る。同機関は有機農業に転換したい農家に対する資金援助などを行っている。(以上 Wikipedia;東洋経済)

有機農業市場は伸び盛りで、世界の有機食品市場規模は2018年に初めて1000億ドル(約10兆6000億円)を超え、今後も各地で成長が期待されている。

「オーガニック農業」で世界の後進国になっている日本の根本的原因は、「農協(JA)・農林水産省」が農薬会社との繋がり?にあり怠慢以外の何もない!

日本は温暖多湿で雑草も生えやすく、虫も病気も出やすい。欧米は乾燥地帯なので、オーガニックや有機農業をやる環境は日本よりもやりやすい状態です。さらに、JAS法、有機農産物の表示に関する法律がありますが、温暖多湿の中で雑草や虫と戦う農家にとっては、欧米と同じレベルではなかなか難しいですがーーーーー。

日本は、農薬の使用量がとりわけ高い。平成22(2010)年までのデータによると上から中国、日本、韓国、オランダ、イタリア、フランスの順で、単位面積あたりの農薬使用量は、アメリカの約7倍もあります。(Wikipedia;「もっとオーガニック」、IN YOU)

・農薬を使わないと基準に合わなくて卸せない(売れない)
・農薬と肥料をセットで売っているから買わざるを得ない状態
・昔から農薬を使うのが当たり前だったから、使わないと他の農家(派閥)にいじめられる
・安いものが売れるから農薬を使って大量生産している

資料:Faostat 2013/08/04

(Wikipedia;「もっとオーガニック」、IN YOU)

皆さん これが農業大国日本の現実ですよ!

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