今日は、1月4日、正月三ヶ日が過ぎました。「三が日」って、知ってましたか? この言葉は、正月の元日・二日・三日の事ですよーーー!
「正月」というのは昔の暦では1月のことを指しました。つまり、1月=お正月ということになりますが、現在ではお正月を三が日、松の内などの同類後として使っています。1月20日までをお正月(骨正月)としているところもあるようですが、一般的には短縮された松の内である1月7日までの期間=お正月という認識が多いようです。(Google;chouseisan.com)
寒気団が日本列島に停滞、真冬の寒さ(当地岡崎市にて 最高温度 6℃)を体験しています。前回のプログで説明したが「インフルエンザ」を馬鹿にしてはダメですよ!
2018年の「インフルエンザ」による死亡者数は、厚生労働省が毎年発表している人口動態統計によると3,325人。この年、米国では1万人弱の死亡者数が報告されており、日本と比較すると死亡者数にかなりの差が見られます。
インフルエンザによる死亡者数として発表されるこの数字には2つの種類があります。1つは、インフルエンザに感染したことによって死亡した人、つまりはインフルエンザが直接的に死の原因となった人です。先ほどの3225人という数値はこれを意味しているものです。もう1つは、インフルエンザにかかったことによって自分が罹患している慢性疾患が悪化して死亡されたというものです。この2つをあわせた死亡率のことを超過死亡概念といい、WHOが提唱しているのですが、この数値が毎年約1万人程度と厚生労働省では発表しています。(Google;clinicfor.jp、表は miyacli.com )
ところが 今季は「インフルエンザ」が激減!
昨年末で、インフル感染者は200人台
厚生労働省は毎週、全国のインフルエンザ患者数を公表しています。それによると8月31日〜11月29日の13週間の患者数は263人です。昨年同期は9万8279人でした。昨年に比べて99.7%も減少しているのです。昨シーズンは早い時期から感染が増えたため、11月4日の週(45週)から流行シーズンに入りましたが、今シーズンは週ごとの報告数が100分の1以下なのです。インフルエンザ患者が激減したのはなぜでしょうか。
「いくつかの理由が考えられますが、多くの人が新型コロナウイルスの感染予防でマスクや手洗いをしていることが、インフルエンザ患者を減らしていると思われます。インフルも新型コロナも飛沫と接触で感染するので、コロナ対策がインフルエンザ予防になっているのでしょう」と言うのは、感染症に詳しい横浜相原病院(横浜市瀬谷区)の吉田勝明院長です。
「今年は3月以降の渡航制限によって海外との人的交流が減少したことが、インフルエンザ患者を減らしていると考えられます。流行が半年ずれる南半球や季節を問わず流行している熱帯・亜熱帯地域からの入国者が冬季のインフルエンザ流行に関与していると言われています。そういった人的交流の減少が流行を抑えていると思われます」(吉田院長)
ちなみに、今年は南半球のオーストラリアやニュージーランドでもインフルエンザの流行がなかったと言います。北半球と南半球の人的交流がインフルエンザの流行の一因だったのかもしれません。(Google;weathernewso.jp、右表は、news.yahoo.co.jp)
今年のインフルエンザの感染者が少ない理由は?
この大きな原因として、最近もイギリスからの変異種が国内で確認されたことで話題の新型コロナウイルス感染症が世界的に大流行して、日本でも例外ではないことにより感染予防の行動様式が国民一人ひとりに浸透したことが挙げられます。
今はまだCOVID-19に対するワクチンは少なくとも日本においては開発中で試験的段階のため接種することは叶いませんが、インフルエンザのワクチンは摂取することが可能でした。そのため、代わりと言っては何ですが、インフルエンザの予防接種はうっておこうと思った方が多かった(昨年の三倍)のではないかと考えられます。
さらに、「密集・密閉・密接」の三密を避けて「ソーシャルディスタンス」を保とうという心構えは皆さんお持ちでしょうし、飲食店やショッピングモールなどでは入店と同時に手指消毒や検温を求められることもよくあります。「マスク」をしないで歩く人を見ることも少なくなりましたね。これらのことは新型コロナウイルスに感染するリスクを下げられることはもちろん、インフルエンザの感染リスクを下げることにもつながるため、これらの生活様式の変化によりインフルエンザの感染者が減ったとも考えられます。(Google;clinicfor.jp)
次回は「COVIDー19」と「インフルエンザ」の違いは!を掲載します。