○未だ未だ いますユダヤ人実業家
◆ジョセフ・ピュリッツァー
新聞等の印刷報道、文学、作曲に与えられる米国で最も権威ある賞であるピューリッツァー賞は彼にちなんで創設された。彼は今日の大衆紙の原型を築き上げたといわれている。また、「ワシントンポスト」や「ニューズウィーク」紙のオーナーである「キャサリン・グラハム」もユダヤ人である。
◆カルバン・クライン
世界中で愛されるファッションブランド「Calvin Klein」を創設した経営者である。映画「バックトゥザ・フューチャー」では、主人公マーティ・マクフライがカルバンクラインの下着を愛着していた。また、ライバルブランドである「ラルフ・ローレン」を設立したのもユダヤ人である。
◆リーヴァイ・ストラウス(リーバイス)
世界中の若者が着用しているジーンズを発明した「リーヴァイス」の創業者。ストラウス家はカリフォルニア・ゴールドラッシュの商業の中心だったサンフランシスコの西海岸で、ファミリーによる織物類のビジネスを開設することを決めた。当時はゴールドラッシュの最盛期であり、ストラウス家は金の鉱山労働者が衣服や縫製の需要を持っていると目ろんだ。彼らはテントや荷馬車の幌を作るためにキャンバス帆布を準備し、鉱山労働者に販売した。ジーンズは最初、鉱夫らの作業着であったが、のちに世界中の若者が着用することになる。(Wikipedia:リーヴァイ・ストラウス より)
◆ドナルド・フィッシャー (GAP)
全米最大のアパレル企業「GAP」の創業者。当初は学生時代に専攻していた不動産ビジネスを行なっていたが、1969年にリーヴァイスのジーンズやレコードを販売する小売店として、GAPを開店した。1976年には上場を果たし、プライベートブランドを設立するなどして現在に至る。彼の経営スタイルはユニクロなど、世界各国のカジュアルブランドに影響を与えた。
◆ミハエル・コーガン(TAiTO)
タイトーの創業者であるコーガンは、満州国出身のユダヤ人であり、ロシア革命の混乱を避けるため満州のハルビンに移住。1950年に再び来日。「太東洋行」という個人営業の輸入会社を始め、世田谷の仮住まいで雑貨の輸入業を営んだ。「太東」とは、極「東」と猶「太」人、すなわち「極東のユダヤ人」の意であり、みずからの民族的出自を示している。ウオッカの醸造・販売、ジュークボックス、パチスロ、ピンボールゲーム、クレーンゲームなど、同社が日本で初めて行ったもの数知れない。社会現象を巻き起こした「スペースインベーダー」は、ゲーム史上に残る伝説である。(歴史放談:タイトーの創業者はユダヤ人!? より)
◆デビッド・ローゼン(SEGA)
1954年にアミューズメント機器会社「ローゼン・エンタープライゼス」を設立。この会社がセガの母体の1つとなる。1965年に「日本娯楽機械」と合併し、「セガ・エンタープライズ」が誕生し、ローゼンが社長に就任した。アーケードゲームを始めとする、数多くのゲームを世に送り出し、ゲーム産業を成長に大きく貢献した。彼の生涯については魔法使いの森:デビッドローゼン 誕生日(1930) に詳しい
◆ジュリアス・ローゼンウォルド(シアーズ・ローバック)
世界一の通信販売会社「シアーズ・ローバック」創業者である。ローゼンウォルドは、シカゴで、通信販売事業で財をなした起業家のリチャード・ウォーレン・シアーズ(同じくユダヤ系)と出会い、メール・オーダーによるカタログ販売を始めた。「品物に不満があれば返金」を保証するという制度で、広告キャンペーンを行ない、顧客ニーズに対応した。
◆ジョゼフ・シーゲル(QVC)
24時間テレビショッピングを放送する専門チャンネル「QVC」の創設者であり、テレビ通販の生みの親。彼はもともと、収集家向けの記念コインを鋳造する「フランクリン・ミント社」を経営していたが、テレビショッピングの将来性に注目し、1986年に「QVC」を創業する。最初の商品は$11.49のシャワーラジオであった。当初は1日16時間放送で、1987年初頭に24時間放送に拡大した。公開会社として創業後1年間の売り上げが当時最大(112百万ドル)を記録した。
◆ユージン・ファーコフ(Korvette)
ウォルマートに代表される郊外型巨大ディスカウント・ストアの原型である「E. J. Korvette」の創業者。アメリカでは、百貨店や食品スーパー、GMS(General Merchandise Storeの略で日本語では総合スーパー)などが小売業の中心でしたが、1950年代後半に、新たな業態としてディスカウントハウスが現れます。ディスカウントハウスとは、ユージン・ファーコフ氏が1948年に始めた旅行鞄や電気製品を安く売る「EJコルベット」が起源となっている(ディスカウントショップの歴史 より)。
◆ネイサン・ハンドワーカー (ネイサンズ)
1916年に世界初のファストフード店「ネイサンズ・フェーマス」を創業。同社はアメリカ合衆国を中心に、ホットドッグを専門とするファーストフード・チェーンを展開する企業である。ホットドッグはベーグルなどのように、ユダヤ料理の伝統から生み出されたという説がある。
◆ウィリアム・ローゼンバーグ(ダンキンドーナツ)
アメリカのファーストフードチェーン店「ダンキンドーナツ」を創業した起業家。1946年にクィンシーの工場労働者のためにトラックでサンドイッチなどの販売をはじめたが、ドーナツとコーヒーの売り上げが大きいことに気づき、1948年にドーナツの専門店「Open Kettle(オープンケトル)」という店をはじめる。1950年に、現在の「Dunkin' Donuts(ダンキンドーナツ)」に名称を変更した。
◆ベン・コーヘン/ジェリー・グリンフィールド(ベン&ジェリー)
ペンシルバニア州立大で受講料5ドルのアイスクリーム製造通信講座を学び、12,000ドルの投資をし(うち4,000ドルは借りました)、ベンとジェリーはアイスクリームスクープショップの1号店を、バーモント州バーリントンにあるガソリンスタンド跡にオープンさせた。
1978年、カネなし、人脈なし、落ちこぼれの2人組が、人口約4万人の小さなまちのガソリンスタンドを改装した1軒のアイスクリーム屋から始まったベン&ジェリーズは、今や日本を含む世界35か国にひろがり、世界のみんなを幸せにする企業に成長しました。(greenz.jp: ベン&ジェリーズ創業者 ジェリー・グリーンフィールドさんが語る、人を幸せにするヒッピー企業経営論より)
◆チャールズ・ラザラス(トイザらス)
1948年、アメリカ・ワシントンで子供家具・洋品店「Children’s Bargain Town」を創業したチャールズ・ラザラスが玩具専門コーナーを設けたことに始まる。社名はそのラザラスの名前とおもちゃを意味する英語・トーイから絡ませた。その後世界各地に店舗を誘致するようになる。日本においては、藤田田が日本法人設立に携わり、「R」だけを反転させた表記に倣って、「ら」だけをひらがなにした日本語表記を考案、命名した。(Wikipedia:トイザらス より)
◆レイクロック
言わずと知れた世界最大のファーストフードチェーン「マクドナルド」の創業者。厳密には「Macdonald」はマクドナルド兄弟が初代創業者であるが、効率的な調理システムに感銘を受けたレイクロックがフランチャイズ権を獲得した。しかし、FC加盟店から支払われるロイヤリティの分配比率を巡って対立する。窮地に陥ったレイクロックを救ったのが、のちのマクドナルドコーポレーションの初代社長「ハリー・ソネボーン」である。彼はマクドナルドは飲食業界ではなく、不動産業界であるとアドバイスし、土地と店舗の権利を本部が握り、FC加盟店にリースするという形で賃料を取るというビジネスを考案し、店舗数と事業の拡大に成功した。レイクロックは藤田田や、ファーストリテイリングの柳井正に強い影響を与えたことでも知られている。
(資料提供、Google;monoamineblog.blogspot.com)
次回は「映画界を作り上げたユダヤ人達」です。