このブログの筆者 私は「頸椎症」の手術を受けました。 入院前の症状は、両手指先の痺れ・片腕を無理に上げ下げすると激痛、又 両足指先が痺れる状態でした。
尚 症状はその時期で多少違いはあるが、3年前にこの「頸椎症?」擬きで岡崎の整形外科に通い同年(2018年9〜11月)此処の藤田医科大学病院整形外科・脳神経外科にて各種検査をしたが考えられるのは「手根管症候群」に近いようだがーーーー大した症状ではない!と。当時 3ヶ月で「全処MRI」「レントゲン」「血液検査」「筋電図」「尿検査」など考えられる全検査をやりましたがーーーーー。
その後安心?してゴルフ・釣り・畑作業に取り組んだが、昨年夏頃より腕肩などの痛みが酷くなり、市内の整形外科に通いステロイド注射(痛み止め?)を受けてゴルフをしてたが、血糖値が上がり友人の内科医からお叱りを受けたのです。「ステロイド」は絶対にダメですと! 又「ちゃんとした整形外科に観てもらい手術しなさい!薬では頸椎症は、治らんーーー!」
右の写真は6月1日「藤田医科大学病院整形外科」で手術を決断した私の首のMRI 断面図です。
担当した医師も即座に「手術ですね!」と手術日を決め、「先生がするんですか?」「私がします!」と未だ40才前後の若い医師が執刀医。
手術名「顕微鏡下頸椎椎弓形成術」(6月21日9時より全身麻酔に1時間半、手術に2時間)
1)方法 神経を圧迫している変形した背骨と靭帯を削って神経の圧迫を取り除く手術です。手術は全身麻酔で腹臥位(うつ伏せ)で行います。キズは首の後ろ真ん中に約8〜10cm の長さにわたり縦にできます。脂肪と筋肉を避けて背骨に到達したのち、背骨の後ろの部分の骨と靭帯を削り、そこのスペーサーを設置して精髄の通り道の面積を拡大します(写真の第三頸椎を除去し代わりのスペーサーを入れ、第四頚椎の一部を削るようです)。
2)目的 後方から脊柱管を拡大し脊髄や神経根への圧迫を取り除き、上肢下肢の症状や脊髄症状を軽減することです。
3)協力していただきたい注意点ーーー(省略)。
4)実績 当科では平成26年(2014年)1年間でこの手術が37件行われています。症状の改善率は平均50〜70%程度ですが、発症じきや重症度によって異なります。 「痛み」や「歩行能力」の改善率は良好ですが「痺れ」は手術しても残存することが多いです。
5)有害事象と予後 手術中は腹臥位(うつ伏せ)になり、頭部をピンで留めて置くため、額に小さな傷が残る場合があります。手術中の神経根の圧迫や損傷により術前にはなかった痛み・痺れ・筋力の低下・泌尿排便障害等の神経症状が出現する可能性があります(約4%)。
その症状によっては再手術が必要になる可能性があります。(途中略)又 本手術の特徴的な合併症として、無事手術が成功しても約5%の症例に術直後?術後数日以内にかたや腕を挙上する筋肉の麻痺が生じることがあります(C5 神経根麻痺という)。90%以上は自然回復しますが、回復には数週間から数ヶ月要することがあります。手術後の創感染(手術部位にバイ菌が繁殖すること)は、約2〜6%の確率で生じます。感染例の半数以上では再手術が必要です。糖尿・人工透析・悪性腫瘍の既往などや菌に対する抵抗力の弱い人は術後の感染リスクは更に大きくなります。
その他合併症の主なものとして、硬膜間損傷・静脈血栓症・肺梗塞などが挙げられます。高齢の場合は誤嚥・肺炎が起こる危険性や術後にボケ症状が起こる危険性があります。
十分に気をつけて治療にあたりますが、予期しえない合併症が起こる可能性があり、又 何らかの合併症の結果、生命的に不幸な転機をとる可能性があります。
新規の医療機器を使用する場合には、安全かつ適正使用のために専門業者の立ち会いを行う場合があります。
(以上は、病院側からの「この手術についての説明とそのリスク」)
書類(同意書?)は沢山ありました。全てにサインが求められ、保証人のサインの必要なものもありました。
◉ 入院される患者様え ◉ 入院診療計画書 ◉ 療養支援計画書 ◉ 手術説明同意書 ◉ 手術・検査に関する薬の説明同意書 ◉ 麻酔説明同意書 ◉ 血液製剤(「輸血用血液製剤・血漿分画製剤)使用に関する同意書 ◉ 退院療養計画書(6/29 )
私は、手術後の丁度 一週間になる6月29日に退院して自宅に戻りました。次の検診は一週間後の7月6日(10:30)です。