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「日本で住みたい街のベスト10」
一位「横浜市」新駅開業で中心地以外も注目される街
今回で11回連続1位を獲得した「横浜市」。2023年3月18日東急新横浜線が開業し、ますます便利になりました。横浜市は、みなとみらいや横浜駅がある西区、中華街や洋館が立ち並ぶ山手エリアがある中区が注目されがちですが、近年、その他のエリアでも人気を集めつつあります。東急新横浜線開業で新設された「新綱島駅」のある港北区は、新幹線が止まる新横浜駅があるだけでなく、市営地下鉄2路線、JR横浜線、東急東横線と数多くの路線が乗り入れている利便性の高いエリアです。日産スタジアム、ラーメン博物館、IKEAなど、娯楽や買い物に便利な施設も充実しています。そしてもう一つの人気エリアは、神奈川区です。JR横浜線、京浜東北・根岸線、京浜急行本線、東急東横線、市営地下鉄が乗り入れており、とても便利なエリアです。相鉄・JR直通線開通によって2019年に開業した「羽沢横浜国大駅」があるのもこの神奈川区。横浜ベイクォーター、ニッパツ三ツ沢球技場のある三ッ沢公園など、商業施設やスポーツ施設を備えた大きな公園があり、住環境も整っています。このように横浜の代表的なエリアから離れても、交通網が発達し、商業施設が充実した横浜市が、1位を連続獲得するのは必然と言えるかもしれません。(写真はGoogle;楽待)
二位 「札幌市」スポーツもイベントも楽しめる街
「札幌市」には、Jリーグ、B.LEAGUE(バスケット)、日本女子フットサルリーグなど、本拠地にするプロスポーツチームが多数あり、色々なスポーツを応援できるのが魅力の1つです。また2023年3月、札幌市のお隣 北広島市に「北海道ボールパークFビレッジ」が開業しました。天然温泉やサウナ、キッズエリア、乗馬など、野球観戦だけでなく色々と楽しめる大規模な施設です。札幌市から行きやすい場所にあるため、札幌市民が楽しめるのは元より、北広島市とともに観光地として札幌市もさらに発展していきそうです。札幌市はイベントが多いのも特徴で「ライラックまつり」「福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデン」「さっぽろオータムフェスト」「さっぽろ雪まつり」と、1年を通してイベントが開催されています。スポーツやイベントなど、生活を彩る楽しみが多い街なのかもしれません。(写真は Google; kayakカヤック)
三位「福岡市」再開発に創業支援と活気あふれる街
「福岡市」といえば中心地へのアクセスの良さが人気の理由の1つですが、2023年3月に福岡市地下鉄七隈線の天神南ー博多駅間が開業したことで、西区から直通で博多駅まで行けるようになり、さらに利便性が高まりました。また、天神エリアで規制緩和により再開発・整備が進めている「天神ビッグバン」建設予定となっています。2021年10月には第1号となる「天神ビジネスセンター」が開業し、アジアの拠点都市としてさらに活気づいていきそうです。さらに福岡市は創業支援にも力を入れています。学校跡地を活用したスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」では、シェアオフィス、コワーキングスペースを提供し一時期250社を超える登録がありました。このように活気ある街に、人は魅了されるのかもしれません。(写真は Google; 日本経済新聞)
四位「東京都港区」虎ノ門、麻布台とさらに進化する街
「東京都港区」と言えば、外資系企業やおしゃれな商業施設が多く存在するエリア。その中で今年注目なのは虎の門・麻布台エリアです。2020年6月に日比谷線に56年ぶりとなる新駅「虎ノ門ヒルズ駅」が開業し、同じく6月に虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーがオープン、2022年1月にレジデンシャルタワーが竣工しました。さらに今年、ステーションタワーが秋ごろに開業する予定となっており、虎ノ門ヒルズ駅周辺は活気にあふれています。また少し離れた麻布台には、日本一高いビルの「麻布台ヒルズ」が、今年オープンの予定となっており、周辺エリアとあわせて店舗、ホテル、文化施設、オフィス、住居が集まる、さながら1つの街のようなエリアが誕生します。虎ノ門ヒルズエリアも麻布台ヒルズエリアもどちらも住居エリアがあり、六本木ヒルズに続く憧れの居住区になりそうですね。(写真は Google ;VISIT MINATO CITY)
五位「東京都世田谷区」都会にいながら自然や昔ながらの生活に触れられる街
「東京都世田谷区」は、商業施設や店舗が多く集まるエリアがありつつ、緑豊かで住みやすい街として人気です。特徴のある公園や野外施設が多数あり、子どもも大人も楽しめるスポットとなっています。まず紹介したいのは都内には珍しい渓谷がある「等々力渓谷公園」。川に沿って遊歩道があり、進んでいくと滝や古墳、日本庭園も見ることができます。また、1年中様々な花が楽しめるのは「瀬田農業公園」です。すぐそばの分園では農業体験や、野菜づくり講習会などが開催されており、都会にいながら土と触れ合えます。また昔ながらの民家を体験できるのが「岡本公園民家園」と「次大夫堀公園民家園」。民家の中に自由に入り民具等に触れることもできます。また昔ながらの遊びを体験できるイベントも行われています。都会でありながら、自然や昔ながらの生活に触れることができる街。魅力的ですね。(写真は Google ; 東京新聞)
六位「大阪市」驚きのある刺激的な街
「大阪市」といえば活気があり刺激的な街というイメージですが、通天閣のタワースライダーはそんな刺激的なイメージにピッタリの施設。透明なチューブ型の滑り台で、地上22mから塔の外周をぐるりと回って、全長 60mを約10秒でかけ抜けるというもの。また日本一の高さを誇るあべのハルカスの展望台は、58階、59階、60階の三層構造になっており、360度足元から天井までガラス張りという施設。大阪の派手であっと人を驚かせるような文化は、刺激を求める人たちに魅力的な街ですね。
七位「名古屋市」知識欲が刺激される街
「名古屋市」の住みやすいところを聞くと、交通の便がよく、商業・文化施設もそろっていて便利なのに、東京ほど人が多くなく住みやすいということがよくあげられます。レゴランドや水族館の他に、博物館なども多数存在するので、子どもに嬉しい施設が盛りだくさんです。特に、国内有数の工業都市なこともあり、科学館、リニア・鉄道館、でんきの科学館など、科学に関する博物館が多く存在します。またノリタケのミュージアムや徳川美術館もあるので、子どもだけでなく、大人でも色々な趣味の方が楽しめる知識欲を刺激される街です。
八位「神戸市」港町の新たな文化を生み出していく街
港町としてのイメージが強い「神戸市」。いまウォーターフロントの再開発が進行しており、その一環として2021年10月に「神戸ポートミュージアム」がオープンしました。その中で注目は「アクアリウム」と「アート」が融合した「アトア」という新感覚の都市型水族館で、幻想的な空間が楽しめる施設です。また神戸ポートタワーにプロジェクションマッピングが展開するなど、期間限定のアートプロジェクトが企画されたり、海とアートの新しい魅力を発信するエリアとなっています。港町ならではの魅力が増す神戸に今後も期待ですね。
九位「さいたま市」様々な住みやすさに適応する街
「さいたま市」は行政区ごとに特徴があって、様々な人に適した住やすさがある街です。東北新幹線が止まる大宮駅を有する大宮区は、多くの大型商業施設があり、にぎわいと便利さを優先する人に人気のエリア。浦和区は有名校が集まる文教地区として名高く、また浦和レッズの本拠地でファミリー層に人気のエリアです。中央区はさいたま新都心を含み、さいたまスーパーアリーナ、けやきひろばなど様々なイベントが行われるエリア。京浜東北線と埼京線が通っているので交通の便もよく、かつ閑静な住宅街もあるので便利さも求めつつ静かに暮らしたい人に人気です。
十位「京都市」観光とともに、文化・ビジネスにも適応する街
根強い人気の「京都市」。古いものと新しいものが融合する魅力的な都市ですが、今回注目したいのは京都駅周辺の再開発です。京都市立芸術大学、京都市立銅駝美術工芸高等学校が2023年に移転を予定しており、「文化芸術都市・京都」の新たなシンボルゾーンが誕生します。外資系のホテルの初進出が今年あったり、さらに駅前の京都中央郵便局が2029年にオフィス&ホテルの複合ビルに生まれ変わるなど、これから再開発は進んでいくようなのでますます新しい京都市に目が離せませんね。
上記は Google ;「生活ガイド.COM」の会員がマイページで集計した「住みたい街100ランキング」の2023年度版から抜粋したモノです。