2021年に入って3週間が経っていますが、日本を始め まだまだ 世界各国で「新型コロナウイルス」「新型コロナウイルスの変異種」が蔓延しています。
●新型コロナ 世界の感染者9651万人 死者206万人
アメリカ、ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の21日午前4時の時点で、世界全体で9651万5416人となりました。また、亡くなった人は世界全体では206万6192人となっています。
感染者の多い国
▽アメリカが2431万3076人、▽インドが1059万5660人、▽ブラジルが857万3864人、▽ロシアが359万5136人、▽イギリスが351万5744人となっています。
死者の多い国
▽アメリカが40万3482人、▽ブラジルが21万1491人 、▽インドが15万2718人、▽メキシコが14万2832人、▽イギリスが9万3463人となっています。 (以上 2021年1月21日午前4時30分、www3.nhk.or.jp、上表は、afpbb.com)
●世界各国のワクチン接種状況
米国で接種を受けた人の数は欧米諸国で最多だが、昨年12月末までに2000万人に接種するとしていた政府の目標には程遠い。人口比の接種率が最も高い国はイスラエルで、次いでアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、英国、米国となっている。
(上右の写真は「伊ミラノで、新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける108歳のファティマ・ネグリニさん。ネグリニさんが入居する老人ホームを運営するKos Group提供(2021年1月18日撮影)。(c)AFP PHOTO / KOS GROUP / HANDOUT(c)AFP
●イスラエルが摂種率が高い理由
イスラエルが新型コロナワクチンの接種率で先行している。英国オックスフォード大学を拠点とする「Our World in Data」の統計によれば、1月18日時点でイスラエルにおける接種率は28.02%と世界首位で、2位のアラブ首長国連邦の19.04%を大きく引き離している。新型コロナワクチンは同一人物に対して合計2回の接種が求められているが、イスラエル保健省の発表によると、1月18日午後(イスラエル時間)時点での接種数は1回目が211万6,291件、2回目が30万9,450件で、合計242万5,741件に上る。中央統計局の推計によれば、2020年12月末時点の総人口が約930万人であるため、4~5人中1人が少なくとも1回目の接種を受けたことになる。イスラエルでは全国民に加入義務がある「健康維持機構(HMO: Health Maintenance Organization)」が国民のネットワークやデジタルデータを保有していることから、接種促進に貢献しているものとみられる。
今回、イスラエルが早期に大量のワクチンを確保できた背景には、ワクチン供給元の1つの米国ファイザーとの良好な関係があると指摘されてきた。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は同社との協調関係を声明で繰り返し強調してきたが、政府がワクチン供給と引き換えに被接種者の医療情報をファイザーなどのワクチン供給元に提供すると現地紙(1月8日)が報じたことから、一部でプライバシー保護についての懸念が生じていた。そのため保健省は1月17日、透明性を担保するためとして、ファイザーとの間で締結された契約本文を公開した。(jetro.go.jp、ビジネス短信 吉田暢、右表はmainichi.jp)
●新型ウイルスワクチンの公平配分、「壊滅的な失敗」の瀬戸際に=WHO
新型コロナウイルスのワクチン接種が複数の国で進む中、世界保健機関(WHO)は18日、不平等なワクチン接種政策の影響で、世界が「壊滅的な道徳上の失敗」に直面していると警告した。
WHOのテドロス・アダノム事務局長は18日、より豊かな国で暮らす健康な若者が、貧しい国で暮らす重症化リスクのある人よりも先に予防接種を受けるのは、公平ではないと述べた。(右写真は、ロシアなど複数の国で大規模な新型ウイルスワクチン接種が始まっている。写真はロシア製ワクチン「スプートニクV」を接種する女性、18日、ロシア・モスクワ)
テドロス事務局長は、49の富裕国で3900万回以上のワクチンが投与されている一方で、ある貧困国ではわずか25回分の予防接種しか行われていないと指摘した。
こうした中でWHOと中国は、新型ウイルスの感染症COVID-19への対応をめぐり批判を受けた。
WHOの委託を受けた独立調査委員会は、国連の公衆衛生機関であるWHOはもっと早い段階で国際的緊急事態を宣言すべきだったと指摘。さらに、公衆衛生上の措置をより早期に取らなかったとして中国を厳しく非難した。
これまでに中国、インド、ロシア、イギリス、アメリカがCOVID-19ワクチンを開発している。米ファイザーと独ビオンテックなど、多国籍の共同開発が行われている。ワクチン開発を行うほとんどの国が、自国民へのワクチン配布を優先している。(2021.1/19,bbc.com )
●ブラジル 中国製ワクチン接種開始 南米で中国・ロシア製が拡大(2021年1月20日)
各国で新型コロナウイルスのワクチンの接種が進む中、アメリカやイギリスで開発されたワクチンが確保できていない南米では、中国製やロシア製のワクチンを使う動きが広がっています。感染者の累計が世界で3番目に多いブラジルでは、中国製のワクチンの接種が今週から始まりました。
ブラジルでは17日、中国の製薬会社シノバックが開発したワクチンと、イギリスの製薬大手アストラゼネカなどが開発したワクチンの緊急使用がそれぞれ承認されました。このうち、シノバックのワクチンの接種が今週からブラジル全土で始まり、最大都市サンパウロの中心部にある病院では、1日当たりおよそ1000人の医療関係者が接種を受けています。(上の写真は、nikkei.com)
接種を受けた1人は「ワクチンは私たちが生きる上での希望だ。状況が改善することを願っている」と話していました。
また、アルゼンチンでは、ロシア製のワクチン「スプートニクV」の接種が先月から始まっています。
中国製やロシア製のワクチンをめぐっては、ヒトで安全性や有効性を確かめるために行われる臨床試験の結果が十分に公表されていないという指摘が欧米のメディアから出ています。
ただ、アメリカやイギリスで開発されたワクチンが確保できていない南米では、価格が比較的安く管理も簡単だなどとして、中国製やロシア製のワクチンを使う動きが広がっています。(www3nhk,or.jp)
●さて日本は
米製薬大手ファイザーと契約を正式締結と発表 厚労相(1/20)
米 モデルナも日本国内での治験開始(1/21)
皆さん!日本は、現在 ワクチン接種はゼロ、2月下旬頃より最初の摂種になると政府発表
次回のテーマは、「何故 日本はワクチン摂種が遅れているのか?」