最近 特に気になる事件は、この日本で「児童虐待」が多い事だ。日本は少子化になっていて幼い子供達は貴重な存在なのにーー！先週 千葉県野田市の事件は実の父親（41才）が10才の娘を虐待し挙句に殺してしまったーーー！酷いと云うより「犬畜生にも劣る」救いのない悪魔だね！獄門磔の刑にする以外ない！ 野蛮人でも幼い実子を殺すことは無いし、動物でも聞いた事がない。WEBで検索すると嫌になる程、あちこちで似たような事件が発生している。世紀末とは言いすぎかーーーー腹がたつのは私だけでは無い筈だ！
又 母親も周囲の人達も何も出来なかったのが情けないねー！世界から高い評価を受けている「日本人の思いやり」や「禅・茶の心」「武士道」と言った日本人の心情は段々と薄れていくようだ。日本人全体がドンドン詰まらない民族に変化しているようだ。昔の何世代の家族が同居する大家族が減り、核家族が増えてるのも原因の一つだ。安倍内閣が言う「戦後最長の好景気？」の歪みかもーーー。児童相談所や学校に期待しても無理ですね！どうせお役所仕事ですから！それに有能な人材はいない分野だ（この話はゆっくり別個にしたいです）。
一寸 「児童虐待」について調べてみました。平成28年の調査でその件数は 122,578件。虐待死として判明しているだけで年間50人以上います。週に一人は何処かで亡くなっているのです。大変ですよ！皆さん、他人事と思っていてはダメです！
この10年の「児童虐待」の増え方は全く異常です。「児童虐待」は下記の四つに定義されていて、その内容と10年の件数を比較してみました。
１）「心理的虐待」6,414件（2006年）→48,760件（2015年）ーー「お前なんか産まなきゃよかった」「死ねばいいのに」等の言葉や態度で精神的にダメージを与え自尊心を傷つける虐待で一番多く全体の約半数で約6倍に増えています。
２）「身体的虐待」15,364件（2006年）→28,624件（2015年）ーー乳幼児への強い揺さぶりによって起こる「揺さぶり症候群」や殴る、蹴る、投げ落とす、火傷を負わせる、溺れさせる等で障害が残る場合もあり約2倍。
３）「性的虐待」1,180件（2006年）→ 1,521件（2015年）ーーーーこの近年 特に増加していて実父・継父・祖父などの性的強要や画像、動画などを販売する児童ポルノなどで1.5倍増。
４）「ネグレクト」14,365件（2006年）→24,444件（2015年）ーー養育の放棄、家に閉じ込める、食事を与えない等、愛着の形成に必要な状況になく、乳幼児では死に至るケースもあり2倍近い増え方です。
前述でもその原因の一つは核家族化にあると言いましたが、要するに「家族の養育機能の低下」でしょう！現代の社会現象として、妊娠先行結婚の増加とその離婚率の高さ、若年母子家庭の増加、母子家庭の貧困率の高さ等があげられるようだ。
皆さん 決して人ごとでは無いですよ！いつ何時自分の身内から出るかもしれないのです。当面の対策は里親制度が良く、組織的に充実させることだ！
参考文献：「児童虐待の定義と現状」（厚生労働省）、「子供の虐待問題」（日本こども支援協会）etc.
