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近くて遠い国 それは韓国 ーー ! ( Bー2 )

更新日:

明けまして おめでとうございます

                    平成31年 元 旦    Y . M

( B−2)は前回( B )からの続きです。

「日韓併合」(1910年)は、日本が韓国を自国の領土にしたことですが、現在の韓国では「日本の植民地支配」と言われています。確かに文明未発達の朝鮮人に対する差別など欧米列強の植民地支配と共通する部分もありましたが、欧米列強がそうしたように彼らから何かを搾取する考えはなかったし、其処には疲弊した国土しか無かったーー。

『伊藤博文の暗殺』

 元老 伊藤博文は韓国を植民地ではなく、韓国人は将来 日本のように近代化を成し遂げることができる民族であり、侵略を考える周辺諸国に対抗できる「干渉国」としての国力をつけさせようとした第一人者でした。それまでの政治が悪く、教育も未整備で全ての尺度が低いためこのような状態になっているのだ。だから 日本の「保護国」として、日本が資金援助し、道路網や鉄道などの社会インフラの整備・教育や殖産興業に力を入れることで韓国を文明国家に成長させようとしていたのです。

これはかなりの投資になることで、日本国内は勿論 韓国内でも早期の「日韓併合」が言われたが、伊藤は時期早尚の反対意見派の代表だったからか、ハルピン駅で朝鮮民族主義活動家の安重根という朝鮮人青年に暗殺された(1909年)。

 

『朝鮮総督府の政策』

身分制度の廃止

総督府は1909年、新たに戸籍制度を導入し、李氏朝鮮時代を通じて今まで人間として見なされず、性を持つことを許されなかった奴婢・八丁などの賎民にも性を名乗らせて戸籍には身分を記載せずに登録させた(創氏改名)。身分解放に反対する「両班」(ヤンバンは後述)は激しく抗議デモしたが統監府が鎮圧した。

土地政策

「総督府」は、1909年から10年をかけ 測量を行い土地の所有権を確定させた。地主の申告通りに認められ、申告のなされなかった土地(所有者の不明な土地・山林や国有地とされてる土地、旧朝鮮王朝の土地など)は、最終的に総督府に接収され、朝鮮人農民に安く払い下げ一部の日本人農業者にも払い下げられた。李王朝時代の朝鮮は農地が荒廃し、農民や一般民衆は官吏や両班・高利貸しによって責め立てられ収奪されていたが、総督府が農地で水防・水利工事や水利・金融組合を作ったことで農民は安い金利で融資を受けれるようになった。これによって多大な利益を得られて、朝鮮人の新興資本家も現れるようになった。

教育文化政策

最優先課題として総督府は取り組み、数十校だった小学校を4271校(1943年)にし、学校教育においては日本語が主体だが、李王朝時代に軽蔑され不許可だったハングル語を必修科目とし、識字率は当初の6%から22%(1943年)に上がった。京城帝国大学(現ソウル大学)は国立大学として大阪帝国大学や名古屋帝国大学より早く設立した。身分制度の廃止で総朝鮮人の教育が進み、両班以外の中人から大統領がなったのが朴正熙(パク・チョンヒ、女性初の大統領 朴槿恵の父)です。

『朝鮮人の階級制度』

李氏朝鮮の身分階級は、一般的に支配階級の両班・中人、被支配階級の常人・賎人のに大別されている。「両班」(ヤンバン)は李氏朝鮮の建国以来の各種の功臣たちと高級官僚で国民の半分位です。「中人」(チュンイン)は「両班」に属せない外国語・医学・法律学・天文学など特殊技術を学んだ者たち。又 両班と賎民の子供は中人。「常民」(サンミン) は農・工・商に従事する人で農民が多く、両班の搾取の対象となる。「賎人」(チョンミン)は全体の30%を占め 商工業に従事できたが最下層の奴婢(ノビ)白丁(ペクチョン)も含まれ、彼らは人間ではなく一種の財産と見なされて売買・相続の対象になった(僧侶・巫女・キーセン等も含まれる)。

各階級制度は殆どが世襲制であったが、役職の売買もあり「中人」からの「両班」もいた。「両班」文官と武官(科挙制度)があり彼らが官僚機構を独占して地主層を形成、兵役免除・刑の減免・地租以外の徴税免除・賦役免除・常民に宿や道を譲らせる権利や日常生活のあらゆる利権を持っていた。しかも官職枠は限られており、仕官できない「両班」は下層民からの収奪に頼っていた。彼らは生活の為に働いてはならないが、身内に生活を支えてもらうのは恥ではない。要するに官職に就いた両班は全ての親戚縁者の扶養義務を追うのだ。

官職の「両班」の給料だけで国家予算の半分を占めていた「李氏朝鮮」では、被支配階級の国民(人口の半分)は勤労意欲は湧かず、国土は疲弊し国が成り立つ訳がなく亡国に向かっていたのだ。しかも500年間だよ!

『後記』

昭和20年(1945年)の戦後生まれの私ですが、色々経験し この件について学びました。一方の意見だけでなく反対意見の方もいます。その中で私の思ったことを述べます。日本は統治下の朝鮮人を太平洋戦争に徴兵・慰安婦にした事実はあるでしょう!しかし日本が統治しなかった朝鮮国は、間違いなく当時の新興勢力ロシアや中国に組み込まれ、現在の韓国の発展はなかったでしょうーー!彼らは植民地支配と言いますが、世界の歴史の中で、荒れた・疲弊した国土・国民に多額な投資を費やし、民衆を高揚させた国があったでしょうか? 現在の反日感情剥き出しの韓国政府や国民を観るにおかしな国家・民族と言わざるをえない! これではノーベル賞受賞者が金大中だけだと言うことが頷けます。

台湾出身の黄文雄氏は、伊藤博文リンカーンの奴隷解放以上の仕事をしたと言う。

 

出展文献:「Wikipedia」、「韓国の呪い」(小室直樹)、「韓国の挑戦」(豊田有恒)、「中国・韓国の歴史歪曲」(黄文雄)、「韓国の崩壊」(小室直樹)、「アンニョンハシムニカ!南北の両班」(大谷恭平)

 

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