この3000年?の歴史のある「春節」は「中国人の民族大移動」で世界中に知れ渡っています。昨年2019年は、中国全土で「春節」前後40日間に延べ約30億人がバス・電車・船舶・飛行機で移動、又 約700万人が海外に出かけた!とBloomberg brog。因みにイスラム信者の「ハッジ(大巡礼)」は約300万人と言われています。
「春節( 中国語 Chūnjié チュンチェ)」とは、中国の旧正月のことです。 2020年の春節は1月25日です。 春節の休みの期間は、 春節の前日から一週間 と定められています。一部例外の年あり。) よって、2020年の春節の期間は、 1月24日~1月30日までとなります。新暦の正月に比べ盛大に祝賀され、中国や台湾の中華圏のみならずシンガポールや大韓民国など9か国・地域では数日間の祝日が設定されている。 ウィキペディア
下写真は北京駅周辺(2020,1,10 CNN travel、当局の「新型コロナウイルス」発表前)
中国国内では、1月10日から「春節」前後の大型連休に合わせた帰省や旅行需要の増加に対応する特別交通ダイヤ「春運」が始まった。2月18日まで40日間続く。今回の「春運」は大学生の冬休みと重なるため、特に混雑すると見られている。
この"大移動"の背景の1つに、都会で働く地方出身者の多さが挙げられる。中国の人口の20%を占めると考えられている彼らの多くが、春節は実家へ帰る。
ところが 今年は 1月初旬?に「武漢(湖北省)」で発生、現在も進行・拡大している「新型コロナウイルス」で、中国全土が活動・移動が中止(外出禁止?)しています(2/6 現在、患者数約 28,000人、死者 約560人)。
この進行中の「新型コロナウイルス」の話題は、後日 掲載します。
Wikipediaで調べる「春節」の「伝承・由来」は、勤労かつ善良な少年であった万年は、生活の中で樹木の陰影が時期により移動することや水滴の滴る様を見て、時間に対する規律性を発見した。当時の民衆は時間に対する規律性を知らなかったために、農業などで大きな不便を感じていた。万年はこれらの事象から四季を区別し、草暦(万年暦)を編み出した。草暦を知った天子はこれを賞賛し春を一年の最初とし「春節」と名付けることを命じた。『書経』には舜が正月に臣下を率いて天を祭祀「春節」したことを記しています(紀元前659年以降だから約2700年以降?)。
日本と同様に、中国の春節でも“除夕 chúxī”(大晦日 今年は1月24日)があります。“団らん飯”を食べた後に、家族みんなが国民的な番組“春节 晚会 Chūnjié wǎnhuì”(中国版 紅白歌合戦)を見たり、おしゃべりをしたりして夜を明かします。又 0時になったら、親戚、友人に電話で新年挨拶メール、あるいはWechat紅包を送ります。
(以上 写真など含め Wikipedia; arachina.com より引用)
つまり中国人にとってお正月とは旧暦で祝う春節のことで、日本人が祝う太陽暦のお正月は元旦のみ休日ではあるものの、一般にはお祝いしないのです。そしてこの旧暦というのが面白くて、旧暦の新年を太陽暦と照らし合わせると、毎年複雑な変化をします。たとえば2019年の春節は2月5日、2020年は1月25日、2021年は2月12日、2022年は2月1日、2023年は1月22日です。毎年1月の下旬から2月の下旬のどこかの日になるのですが、春節が近づかないと中国人に聞いても「来年の春節?いつかなあ。カレンダーが出るとわかるんだけど」という返事が返ってくることが多いのです。
左下写真は、2020年1月10日、遼寧省瀋陽で、右下は、2020年1月9日、浙江省杭州。
左下は、駅で列車を待つ人々(2020年1月9日、深圳)、右下は、河北省石家荘市(2020年1月10日)。
下写真は、駅で列車を待つ人々(2020年1月10日、北京)。
上記写真などは、Wikipedia; Business INSIDER Blog(2020年1月9〜10日)より掲載したので、未だ「新型コロナウイルス」の発表前です。残念ながら「武漢駅」の画像は入手できませんでした。
さあーー彼らはその後どう言う経過を辿るのでしょうかーーーー!
又 彼ら約30億人が大移動できなかった事態・現象は、中国経済は勿論 日本を初め 世界経済に大きく影響するようですーーーーー。