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「コロナ禍」は、免疫で対応!

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前回も話したが、この9月初旬は「オーガニック野菜畑」での野菜作り端境期で、今回も ブログの内容が「野菜作り」ではないがご了承下さいーーー!

「コロナ禍」の今後について「DIAMONDO online(2020,7/10 )」で、ジャーナリスト草薙厚子さんが掲載したウイルス学専門の本間真二郎医師とのインタビユー記事が印象に残ったので、簡略して此処に紹介します。

完全終息は見込めない、だから生活を変える

2021年7月には1年延期となった東京オリンピック・パラリンピックが控えているが、ワクチンの開発がマストで、しかも全世界に行き渡らない限り開催は難しいといわれている。そんな不確定要素が強い中、新型コロナの終息について、いったい何をもって終息と考えたらいいのだろうか。

「患者数がゼロになることを終息というのであれば、はっきり言うと終息はしません。もしゼロにするために1つだけ可能な方法があるとしたら、それは戒厳令のようなものを出して、全員に強制的に、しかも数カ月以上にわたる極めて強力な対策をしないとゼロにはなりません。たとえ日本がそれを達成したとしても、外国から入ってくるでしょうから、コロナをゼロにするということは永遠に来ないと思います。今後を推測すると、最終的にはウイルスが変化して、感染症になるようなウイルスじゃなくて、普通に風邪が毎年流行ったりするようなものになる。何年かかるか分かりませんが、それが今回の新型コロナの終息だと思います」(本間医師)

ウイズコロナ時代の生き方とは

「全てを免疫力の影響にすることはできませんが、新型コロナウイルスに感染する人は、免疫力が落ちているという表現をしてよいと思います。免疫力がしっかりしている人は、今回の新型コロナに関してはほぼ感染しておりません」(本間医師)

世界では新型コロナウイルスの感染者が1日10万人単位で増加し続けている一方、日本では緊急事態宣言によって自粛生活を強いられた人々が、宣言解除とともにこれまで遅れた分を取り戻すべく、仕事にプライベートにと街に繰り出し始めた。その結果、いわゆる「夜の街」で感染した若者が増加したが、彼らの多くには症状がほとんど出ていないのだ。ウィズコロナ時代とは、まさに今の東京の状況であり、感染を最少減に抑えて経済との両輪をうまく回していくためには、避けることのできない通過点なのだろう。

新型コロナウイルスの特徴が明らかになってきたとはいえ、発生から半年経っても対処法は相変わらず「三密」を避け、うがい、手洗い、マスク、ソーシャルディスタンスといったところだが、実際にこうした生活を続けていくと、人間が本来持っている自然治癒力が弱くなってしまうのではないかという心配の声も上がっている。

子どもたちの体力が落ちているといわれ、大人もテレワークなどで外に出る機会が減り、体力はもちろん、免疫力も弱くなっているのではないかという指摘もある。

免疫系の2系統を理解する

「免疫系には自然免疫系と獲得免疫系の2系統あります。『自然免疫』とは、もともと人間の体に備わっている原始的な防衛機能で、それに対して『獲得免疫』というのは、自然免疫で対処できなかったときに出動するというイメージです。自然免疫が強いということは、ウイルス自体が排除されやすい、もしくはウイルスが増えにくいという状態になります。獲得免疫系は何をするかというと、自然免疫系で対処できなかったウイルスの完全な排除に働くのが、獲得免疫系だと考えてください。新型コロナウイルスに関しては、両方が関与していると考えています」(本間真二郎医師)

左図は「自然免疫と獲得免疫」(r,nikkei.com)、右図は「免疫力を高めるには!」( komei.or.jp)

新型コロナウイルスでは基礎疾患があった場合、重症化したり、最悪のケースでは亡くなる場合があるが、それが人によっても異なり、治療薬を投与しても、効果がある患者と全く効果がない患者がいると報道されている。最近では若者が感染しても全く症状が出ないケースが多いため、夜の街などでは気が緩んでしまっているのが現実だ。

「症状が出ない、または軽症で済んでいる人は、自然免疫系だけで排除してしまっている可能性があります。それで対処できなかった人に獲得免疫系が発動するわけですけれども、その発動の仕方にも問題があって、獲得免疫系が発動して速やかに元に戻る人と、それが働き過ぎて暴走して重症化する人に分かれるということです。それが一部の人に起こっていると考えるのが、一番理にかなっているのではないかと思います」(本間医師)

本間医師の主張は、私たちが日常生活を通して免疫力を高めていくことが重要であるということだ。自然免疫も含めた身体全体の「治癒力」を高めることが大事で、それが本間医師が推奨しているライフスタイルだ。

「自然に沿った暮らしというのは、大自然に囲まれて生活していなきゃダメだと思ってしまいがちですが、全く違います。私が一番に提唱しているのは腸内細菌を元気にする生活なんですが、それはヨーグルトを食べたり健康食品とかサプリメントを飲むとかそういうことではないのです。何を摂取するということではなくて、むしろ不自然なものを取らないようにする、ということが基本なんです」(本間医師)

食事でいうと、自然食材のもので、添加物や化学調味料などを使っていない、地産地消のものを摂取するということだ。日本人なら日本の伝統食である和食を、余計な化学物質を使っていない、農薬や添加物が入っていない食事を積極的に摂りましょうということだ。

「新型コロナウイルスに関しては、よく噛むこともとても重要なんです。唾液が防御になれば一番いいのです。あとは口呼吸をしないとか。別に大自然の中で暮らさなきゃいけないという指示ではないんです。体をなるべく動かすこと、日光に当たること、体を冷やさない、ストレスをためないことなどが大事で、ちろん大自然に囲まれるとか、田舎で生活する方がより良くできるでしょうけれども、都会にいてもできることはたくさんあります。自分たちが今できる範囲内で積み重ねていく。その積み重ねが大事だということです」(本間医師)

本間真二郎(ほんま・しんじろう)
医師。七合診療所所長。 1969年、北海道札幌市に生まれる。札幌医科大学医学部を卒業後、札幌医科大学附属病院、道立小児センター、旭川赤十字病院などに勤務。2001年より3年間、NIH(アメリカ国立衛生研究所)にてウイルス学、ワクチン学の研究に携わる。帰国後、札幌医科大学新生児集中治療室(NICU)室長に就任。2009年、栃木県那須烏山市に移住し、現在は同市にある「七合診療所」の所長として地域医療に従事しながら、自然に沿った暮らしを実践している。家族は妻と一男一女。近著に『自然に沿った子どもの暮らし・体・心のこと大全』(大和書房)などがある。本間真二郎オフィシャルサイト https://shizenha-ishi.com/

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