師走も中旬近くになりますと、いくら暖冬と言えども風通しの良い畑では、最低気温が5〜7℃になります。畑では未だ霜が降りることはないが、車のフロントガラスに降りることがあります。
今年は日中は結構暖かい日が続き、朝晩の温度差が10℃になる日が多いようです。気象庁の発表する気温は、芝生の上で然も地上より1.5mの高さにある百葉箱で測定値ですよ。実際の畑では、それより最低気温は2〜3℃低く、最高温度は4〜5℃高いのです。
「オーガニック野菜畑」の「ポット蒔き種」の一年をふり返ってみました。
1月 野菜畑ですることは、昨年からの栽培してる野菜を必要に応じて「白菜」「大根」「菜花」「春菊」「水菜」等の収穫だけです。
2、3月 種蒔きする野菜で、「ほうれん草」「春菊」は畝に直蒔きで、それ以外の「レタス」「キャベツ」「ブロッコリー」「ナス」は「ポット蒔き」します。一種類の種を3〜4個のポットになります。
下写真は、90 x 45 x 45 cm の水槽を利用した「特殊発芽装置」です。15cmの深さの水をヒーターで 27〜33 ℃に設定、温水上の温度は 22〜27 ℃になり、湿度も75〜85%になります。
種を蒔いたポット数は70〜80個になり、全てに名札を付けます。「特殊発芽装置」には30個しか入らないので殆どポットは、畑のトロ箱(発泡スチロール箱)に入れます。
「特殊発芽装置」で発芽したポットは、芽が出た段階で畑に設置してあるトロ箱(苗育成ケース)に入れます。晴れた昼間は写真の様な蓋は外しますが、夕方から朝にかけては保温のために蓋をします。
2、3月でも太陽が出てる昼間 トロ箱で蓋をすれば、内部の温度は30℃以上になります。
3月 ポット蒔きとは全く違う「ジャガイモ」種芋の植え付けです。
4、5月 ポット蒔きする野菜種は「トマト」「キュウリ」「ピーマン」「唐辛子類」「ゴーヤ」「かぼちゃ」「落花生」「瓜類」「スイカ」等です。直蒔きは「チンゲンサイ」「ゴボウ」「ニンジン」。
5月 発芽した苗は、それぞれ順調に大きくなり順次 定植していきます。もう気温が10℃以下になる日が少ないので「特殊発芽装置」は、従来の「らんちゅう」用水槽になります。
6月 梅雨時期は、この時期は種のポット蒔き作業はないです。
前月に定植できなかった野菜苗の定植します。
「サツマイモ」苗の植え付けや「サトイモ」の催芽芋の植え付けがあります。
野菜種の発芽は、簡単な様で難しいですよ! 今回は時間がないので、後半(7〜12月)で説明します。