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「ユダヤ商人」の秘伝の格言(4)

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前回(3)の続きです。

○ 対立・競争のタルムード

「相手の立場に立たないで人を判断するな」

一見、他人に暴言を吐いたり、偏見で評価した者を戒める言葉に見えるが、これは飽くまで自制のための言葉である。
相手が自分に向けた言葉や行動に対して、瞬間湯沸かし器のように憤慨する機会は多い。その短絡的な動作により自らを窮地に追い込んでしまう場合がある。
対立する相手が自分に仕掛ける全ての言葉・行動を単なる誹謗中傷と捕らえず、その言葉の奥にある真意を把握しなければならない。
それは相手にとって何が得で何が損かを見極める事である。正しく見極めるためには、相手の立場に立ち、思考を理解する事である。
相手を理解せずに、相手の発する言葉・行動に、まんまと踊らされる簡単な自分であってはならない。(写真の本は、amazom.co.jp)

「良い意見に人格はない」

自負が強くなると他の意見、特に目下の者や競争相手の意見を尊重しなくなる。
しかし、良い意見に人の上下など在るものだろうか。自分が真剣に物事を進捗させようと思っていれば、誰の言葉であろうと飛びつく筈である。
例え相手がライバルであっても、良い意見は自らの行動の役に立てるべきである。自我を捨て、公に尽くす。そう言う考えの出来る人ならでは「無駄のない人」と言うのである。

○ 選別のタルムード

「賢い人間の前に座る人には三つのタイプが居る。言われた事を何でも信じてしまう人。右の耳から左の耳に抜けて何も残らない人。賢い人の言葉から『大切なもの』と『そうでないもの』を選別する人。」

そう言う視点に立って以下の文章を読んでください。
『よく学べ』
  がむしゃらに学べばよいのではない。受け身では無く、自ら率先して自分に必要な事を学ぶのである。
『よく質問せよ』
  解らない事を片っ端から質問をする意味ではない。特に自分に対して、己の行動・言動の正否を質問せよ。
『権威を認めるな』
  単純に権威に逆らえと言うのではない。世界のあらゆる進歩は既成の権威を否定するところから始まっている。意味の無くなった権威に怯える事はないとの意味である。
『自己を世界の中心に置け』
  利己主義の勧めでも他人を軽んずるものでもない。自己責任を明確にする事だ。世界の責任を担う位の使命を抱き、行動すれば自他共に大きく成長する。覇者ではなく執行責任者である。

○ 理想を重んじるタルムード

「現実的であれ」

タルムードの多くは非常に現実的で意義を有す行動を求めている。しかし、現実的なだけでは人間は動かないと言う事も謳っている。

「理想を信じる」
この言葉が必要なシチュエーションとはどんな場合であろうか?何かが求められると言う時はその反対のものが蔓延している場合が多い。
理想が求められる時とは、辛い現実が環境に根深く蔓延している時である。例えば今がその時期かもしれない。経済が落ち込み、事業がしにくい環境下にある。
事業ばかりではない。この数年間、所得減や負担増で、平均的な世帯の懐は寂しくなる一方である。(右上文は「タウムード hashtag on twitter」Google; twitter.com)

この経済の大きな落ち込みに伴う社会の歪みや荒みの中で、多くの人々が希望を失っている時期である事は変えようのない事実。その人々が抱く失望感やあらゆるマイナスイメージは、好転させようとする動きの巨大な壁になる。
世界不況であろうと地域不況であろうと、我々は強い理想を抱き続けなければならない。社会経済は必ず好転する。人々が良い社会だと実感出来る日が必ず来る。今の辛さを笑って話せる日が必ず来るのである。
そう言う『理想』を忘れてはならない。
我々は毎日を『希望の明日』『理想の未来』に向けて過ごしているのである。
春の来ない冬は無い。朝の来ない夜は無い。
そしてこういうタルムードもある。

「人生の最上の目的は、平和を愛し、平和を求め、平和をもたらすことだ。」
事業とは人を蹴落とす事ではない。多くの人の幸せに繋がるか?と言う大義名分が必要なのである。
多くの人に希望を与える事から逸脱してはならない。
たとえどんな環境下であっても『理想』という大看板を外してはならないのである。

○ 集団社会を意識するタルムード

もし貴方の周囲に傑出した人がいないなら、貴方がならなければならない」

  多くの人は自らが動こうとせず、自分の境遇・環境の改善を他に依存する。不平は言うが、自らが正そうとはしない。
  しかし、貴方にとって、その問題が重要であり、且つ、周囲にその問題を解決できる人が居なければ、貴方自らが責任者となって問題解決に向かわなければ、何も解決しないのである。
「自分のことだけ考えている人間は自分である資格すらない」
  考えの深い人は、周囲の中の自分を考え、周囲を見ながら行動し、良い評価を得る。(右写真は「タルムード四講話 内田樹訳」Google; seach.rakuten.co.jp)
  対して、考えが浅い者は自らの事のみを考え、自分本位に行動し、良い評価は受けない。
  また、考えの浅い者は、その周囲を自分に都合良い範囲で意識する。
  自分に都合良くしか考えられず、他に迷惑を掛けるだけの者は、権利を訴える資格すらないと言う意味。
「民の声は神の声」
  物事は多くの民の希望の方向へ動く。歴史は物語る。
  民の不平は時の権威さえ覆している。
  民の声を軽んじると何事も進捗しなくなる。
  この集団社会に生きる全ての人々は、そう言う約束事の中にいる事を意識しなければならない。

「対立を恐れるな。進歩は対立から生まれる。自分の見解に賛成しない者も大切にしなければならない」
  人間社会はあらゆる「対立」を経て進化してきた。
  対立を拒んだり回避したりすれば進化を失う。

  また、対立により自らの行動も評価できる。そう言う広い心を持って、ライバルを歓迎し、人の為となる成長を遂げるのである。

(以上 Google; aoiro-odawara.com)


「ユダヤ商人」の秘伝の格言集 終了

4日間 有り難うございました。次回「タルムードの要約」です。

 

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