● 日本人は「古代イスラエル人」の子孫?
日本の不思議のひとつに「日ユ同祖論」があります。これは、日本人(大和民族)とユダヤ人(古代イスラエル人)は共通の先祖ヤコブを持つ兄弟民族であるという説です。
旧約聖書には古代イスラエルには"12支族"がいたと記されています。彼らは紀元前1021年頃にイスラエル王国を建国、922年頃に北と南に分裂、その200年後に北イスラエル王国が滅亡、やがて南にあったユダ王国も滅亡してしまいます。それ以来、古代イスラエルの10支族の行方がわからなくなっているそうです。彼らはアジア各国に離散したという説があります。失われた10支族はシルクロードを通り、日本にたどり着いたのでしょうか?(右地図は「古代イスラエル」Wuikipedia)
10支族とは(ルベン族、シメオン族、ダン族、ナフタリ族、ガド族、アシェル族、イッサカル族、ゼブルン族、マナセ族、エフライム族)を指す。
驚くことに1994年には、ミャンマーで暮らす民族が、失われた10支族のひとつである「マナセ族」だと判明。イスラエルへ帰還しています。ちなみに日本も『アミシャブ(イスラエルの失われた10支族に関する調査機関)』の調査対象国になっています。
日本の国技「相撲」はイスラエルの神事だったのか?
日本の伝統的な競技である「相撲」ですが、イスラエルが起源だと言われています。「相撲」という言葉はヘブライ語の似た発音で「ヤコブ」を指す言葉であり、旧約聖書にはヤコブと天使が相撲をしたという記述があるのです。ヤコブが天使と相撲をして、天使に勝ったことにより、ヤコブは天使から「イスラエル」という名前を授けられたとのこと。(写真Wikipedia)
つまり古代イスラエル人にとって相撲は神事だったと言えます。
また、相撲の掛け声「はっけよい」は、ヘブライ語で「はっけ」が「投げつけろ」、「よい」は「やっつけよ」という意味になります。さらに力士は土俵に塩をまき、清めますが、それはユダヤ的な習慣でもあるのです。
「ヤーレンソーラン」はヘブライ語だった?
「ソーラン節」は北海道の日本海沿岸に伝わる漁師民謡です。「ヤーレンソーラン」の意味は地元の人でもわからないそうです。
ヘブライ語で「ヤーレン」は「喜び歌う」という意味で、「ソーラン」は「独りで歌う者」、「チョイ」は「行進する」、「ヤサエ・エンヤン」は「まっすぐ進む」、「サ」は「嵐」、「ノ・ドコイショ」の「ノ」は「願う」、「ドコイショ」は「神の力で押しのける」といった意味なのだとか。(上の写真は「小樽のニシン漁で歌うソーラン節」nihonjinseisho.com)
「ヘブライ語」には「日本語」に類似した単語が3,000語以上もあり、日本の童謡「かごめかごめ」や「さくらさくら」、国歌の「君が代」の歌詞をヘブライ語にしても、意味が通じて、興味深いです。
調べれば調べるほど、イスラエルと日本の共通点が明らかになり、情報量も膨大に。しかし、個人的な感想としては、古代イスラエル人の血を引く一族が日本に来ていたことはほぼ間違いないと思いますが、失われた10支族が日本人になった説には懐疑的です。
『日本書紀』に登場する渡来人である秦氏の一族がイスラエルの民と繋がりがあり(もしくはイスラエル人であり)、日本の宗教文化や生活に大きな影響を与えたのでは? と思えました。
● 河豚計画(ふぐけいかく)とは!
「河豚計画」とは、1930年代に日本で進められた「ユダヤ難民の移住計画」である。1934年に鮎川義介が提唱した計画に始まるとされ、1938年の五相会議で政府の方針として定まった。実務面では、陸軍大佐安江仙弘、海軍大佐犬塚惟重らが主導した。ヨーロッパでの迫害から逃れたユダヤ人を満州国に招き入れ、自治区を建設する計画であったが、ユダヤ人迫害を推進するドイツのナチ党との友好を深めるにつれて形骸化し、日独伊三国軍事同盟の締結や日独ともに対外戦争を開始したことによって実現性が無くなり頓挫した。
猶太人対策要綱(ゆだやじんたいさくようこう)とは、1938年12月6日近衛文麿の最高首脳会議である五相会議で決定されたユダヤ人の対策方針である。日本、満州、中国大陸におけるユダヤ人対策案である。本要綱においてはユダヤ人を他国人と同様公正に扱うこと、またユダヤ人を取り締まる際であっても外国人入国取締規則において公正に取り締まることを明示する。(右図「当時の中国大陸」note.com)
五相会議(ごしょうかいぎ)とは、昭和時代前期の日本において、内閣総理大臣・陸軍大臣・海軍大臣・大蔵大臣・外務大臣の5閣僚によって開催された会議。
「河豚計画」の名は、1938年7月に行われた犬塚の演説に由来する。ユダヤ人の経済力や政治力を評価した犬塚は、「ユダヤ人の受け入れは日本にとって非常に有益だが、一歩間違えば破滅の引き金ともなりうる」と考えた。犬塚はこの二面性を、美味だが猛毒を持つ河豚に擬えて、「これは河豚を料理するようなものだ」と語った。(右写真は「左が陸軍大佐安江仙弘、右が海軍大佐犬塚 惟重、二人共にユダヤ問題研究家、ユダヤ人難民救済に尽力」。
「河豚計画」の核心はアメリカ(殊にユダヤ系アメリカ人)を説得することにあった。つまり、ヨーロッパ諸国の数千から数万のユダヤ人に対して、「満州国」(あるいは上海)への移住を勧めるようアメリカを説得しようとした。その目的は、ユダヤ人の経済力の恩恵を日本が享受し、日本へも資本を投下させようとしたためである。その背景として、当時すでにユダヤ人がヨーロッパ諸国で迫害を受けるばかりか、ドイツ国内における市民権を否定され公職から追放されるなど深刻な状況下におかれていたことを挙げることができる。実際、ナチス政権下のドイツにおいては、1935年にニュルンベルク法が制定されるに至っていた。
「満洲国(1932〜 1945年)」皇帝・愛新覚羅溥儀(右写真)は建国にあたって自らを満洲民族と漢民族、蒙古民族からなる「満洲人、満人」による民族自決の原則に基づく国民国家であるとし、建国理念として日本人・漢人・朝鮮人・満洲人・蒙古人による五族協和と王道楽土を掲げた。人口 満人・漢人(約4000万人)、日本人(約200万人)、その他(約6万人)但し、日本による傀儡国家である。
「ニュルンベルク法」は、1935年9月15日に国家社会主義ドイツ労働者党政権下のドイツにおいて制定された2つの法律「ドイツ人の血と名誉を守るための法律」と「帝国市民法」の総称である。ユダヤ人から公民権を奪い取った法律として名高い。
「河豚計画」は、「在支有力ユダヤ人の利用により米大統領およびその側近の極東政策を帝国に有利に転換させる具体的方策について」という長い表題の付いた計画書である。その中で計画者らは豊富な選択肢を提示した。その選択肢には、ユダヤ人の移住及び投資獲得の方法に関する詳細な計画が含まれていた。1939年6月に編纂されたこの計画書は、同年7月に「ユダヤ資本導入に関する研究と分析」と改題した上で政府に提出され、承認を受けた。
当時、ユダヤ人社会は日本と比較的友好的な関係にあり、また、アメリカは、満州国建国などで日本との外交的対立が先鋭化してきていた。そこで同計画書において提示されたのは、世界のユダヤ社会とアメリカとの双方の関心を惹く方法であった。すなわち同計画書には、「アメリカへの代表団を派遣すること」「アメリカのラビを日本に招聘し、ユダヤ教と神道との類似点をラビに紹介すること」「ユダヤ人とユダヤ教を日本人に紹介すること」などが盛り込まれていた。(上の写真「新京・大同大街」Wikipedia)
同時にこの計画は、アメリカの新聞や映画業界を抱き込むことをも提案していた。計画者らは、当時これらの業界がユダヤ人に支配されていると信じていた。
しかし、実際の記述の大半は移住計画に割かれていた。例えば上海近郊の諸地域や、満州の多くの箇所が候補として示された。同移住計画は、移民の人口が1万8千人から60万人に及ぶと見積もっていた。しかも、それぞれの想定人口規模に合わせた、学校、病院などのインフラの整備、居留地の面積に関する詳細も示されていた。計画者らの間において、これらの居留地においてユダヤ人に対し、文化・教育面での自治、完全な信教の自由を与えることが合意されていた「ユダヤ人自治区」。(写真は「ハルビンの「ときわデパート」Wikipedia)
この一派の主な顔触れは、「ユダヤ専門家」として知られる陸軍大佐 安江仙弘と海軍大佐 犬塚惟重の両名に加え、日産コンツェルンの総帥 鮎川義介、及び関東軍のいわゆる「大陸派」(満州進出を求めた多くの軍閥)であった。
例えば鮎川は1934年、「ドイツ系ユダヤ人五万人の満洲移住計画について」と題する論文を発表した。彼は、5万人のドイツ系ユダヤ人を満州に受け入れ、同時にユダヤ系アメリカ資本の誘致を行うことにより、満州の開発を促進させると共に、同地をソ連に対する防壁とする構想を立案した。関東軍の後ろ盾を得た彼は1937年、日本産業を改組して満州重工業開発を設立。満州への本格的進出を果たした。(右写真は「日産コンツェルンの総帥鮎川義介」Wikipedia)
「満州国」にユダヤ人を呼び寄せるという彼らの構想は、ユダヤ人が多くの資金や政治権力、及びそれらを獲得する超自然的ともいうべき能力を有するという確信から来ていた。彼らは、ドイツ系ユダヤ人でアメリカ人銀行家のジェイコブ・シフの名を記憶していた。30年前、クーン・ローブ商会を率いるシフが日本政府に提示した巨額の投資があったればこそ、日本は日露戦争に勝利できたのである(前項で掲載 戦費の約4割を、日本政府へ協力したシフが調達したといわれる)(以上 Wikipedia )
すごいことを昔の日本人達は考えていたんですね!もし ユダヤ人の「満洲国」が完成してたら、世界は全く変わっていたねーーーーーー! 北朝鮮は無いです!
次回は、「ユダヤ人の世界七大財閥」(1)です。