「新型コロナウイルス」の発生から1年8ヶ月を経過し、「東京オリンピック2020」が無事?終了した現状はーーーー
世界の感染者2億235万人 ―米・印に3割集中 : デルタ株猛威、再び感染拡大【新型コロナ国別感染者数】8月8日夕更新
米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、世界の新型コロナウイル感染者は日本時間8日、午後6時時点で2億235万人となっている。世界最大の感染国である米国は累計3574.1万人(致死率 1,7%)、2位のインドは3193.4万人(致死率 1,3% )で、両国で世界全体の33.5%を占める。3位のブラジルは2015.2万人(致死率 2,8% )。米国は1日当たりの感染者数が6月には1万人以下まで低下していたが、7月以降、再び10万人前後/1日(感染者数)まで増加している。
日本は、感染者数 1,054,481人、死亡者数 15,315 人、致死率 1.5%(nippon.com)。
8/11 現在世界の感染者: 204,022,307人、 死者: 4,314,527人(www3.nhk.or.jp )
上表は日本の現状で「ワクチン効果を上回るデルタ株の感染力、専門家『ピークが見えない!』」(Google; mainichi.jp)
新型コロナ次は南米「ラムダ株」 デルタ株は日本の水際対策すり抜けたが
新型コロナウイルスのデルタ株が猛威を振るい、緊急事態宣言が、東京、沖縄以外でも発令された。今春ごろ専門家が警告していた通りの結果となっている。五輪開催のタイミングでここまで急拡大するとは、東京都や政府関係者にとっても予想外だったようだ。
改めてコロナ変異株の恐ろしさを見せつけられた形だが、世界を見渡すと、「第二、第三のデルタ株」がまだまだ出てきそうで一層の警戒が必要だ。(右表 mainichi.jp)
コロナウイルスは一定の確率で変異株を生み出す。そのたびに強力になるという。専門家がいま警戒感を強めているのは「ラムダ株」だ。ペルーで最初に確認された。南米を中心に世界約30か国に広がっているという。
ペルーの感染者の致死率は9.3%
ペルーは今や感染者の8割がラムダ株と言われ、死者も多い。「フォーブス」が米ジョンズ・ホプキンス大学のデータを紹介している。それによると、7月12日現在のペルーの感染者数は約207万9000人、死者は19万3000人以上。感染者の致死率は9.3%に達するという。医療体制なども関係するので、ラムダ株と致死率とどれくらい関係があるのか定かではないが、ラムダ株の跋扈で、ペルーが大変な状況にあることは推測できる。(右表 saga -s.co.jp )
周知のように、デルタ株もまず2021年3月ごろからインドで爆発的に広まった。4月に入り、感染者が1日で 30 万人を超える日が続くなど危機的な状況に。しかし、当初はまだ地域的な変種にとどまっていた。
入国者に厳重チェックのはずが
デルタ株については、日本でも拡散リスクが指摘されていた。そのため外務省は4月23日発表の「新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置について」でインドやネパール、パキスタンなどを「上陸拒否対象国・地域」に指定。5月1日には、インドからの入国者・帰国者は、「検疫所長の指定する場所で待機」、「入国後3日目に改めて検査」を受ける体制に移行した。
このように「水際作戦」が強化されたにもかかわらず、デルタ株は日本に入り込み、今日の未曽有の状況となっている。(右表はokinawatimes .co.jp )
現在のところ、日本でラムダ株は見つかっていないという。しかし、「水際作戦」は完ぺきではない。日本入国後に、位置情報の報告に応答しない人が少なくないことは、多くのメディアで指摘されている。厳重なチェック体制に基づいて入国したはずの五輪関係者の間からも、感染者が毎日のように発表されている。
ほかにも変異株は次々と見つかっている。「フォーブス」によると、イングランド公衆衛生庁(PHE)は先ごろ、複数の国で感染が確認されている新型コロナウイルスの新たな変異株「B.1.621」を「調査中の変異株(VUI)」に指定、変異による影響を明らかにするための調査を開始した。
「B.1.621」は今年1月、コロンビアで最初に確認された。英国内では7月21日までに少なくとも16人の感染が確認されている。日本も含めた23か国から、「B.1.621」が検出されており、感染は明らかに、国際的な広がりをみせているという(8/2 j-cast.com ,news.yahoo.co.jp)
デルタ株まん延の米国、ラムダ株も拡大…「一部ワクチン耐性も」
南米ペルーで確認された新型コロナのラムダ株が米国で拡大している。 CNNは鳥インフルエンザ情報共有の国際推進機構(GISAID)を引用し、現在まで米国で1060件のラムダ株感染事例が確認されていると8日(現地時間)報じた。先月19日にテキサス州で初めて報告されてから3週間でだ。
ラムダ株の伝播力がどの程度かは明らかでないが、英国で昨年広がったアルファ株やインド由来のデルタ株のように従来の新型コロナウイルスより拡大しやすいと推定される。
懸念されるのはラムダ株で観察されたワクチン回避能力だ。ワクチンを無力化するほどではないが、一部耐性を持つという研究結果が出ている。(右表は、Google;bbc.com「世界に広がるデルタ株、124ヶ国で確認 各地の感染状況は!」)
世界保健機関(WHO)はラムダ株を「注目すべき変異株」に指定している。「懸念される変移株」に指定されたアルファ株・ベータ株・ガンマ株・デルタ株より一つ下だ。まだ危険性が正確に確認されていない。ラムダ株は米国など29カ国で報告されている。
米国ではデルタ株が絶対的優勢株として定着し、「米国で変異株同士の闘いは終わった。デルタ株が勝った」(ワシントンポスト)という評価があった。デルタ株が米国に上陸してから3カ月間で他の変移株を追い出して新規感染者の93.4%を占めたからだ。
中国武漢ウイルス研究所の石正麗所長はサウスチャイナモーニングポストのインタビューで「感染者数が増え、ウイルスが突然変異を起こす選択の機会がさらに多くなっている」とし「コロナは終わらないはずで、共に暮らす方法を選ぶ必要がある」と述べた。(8/10 7:35 中央日報 news .yahoo .co.jp)