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今日も昨日に引き続き「大相撲」(4)を掲載します。「大相撲」は、これで終わりにします。
平成の大相撲
平成初期に千代の富士貢以下横綱が相次いで引退し一時的に横綱が不在になる。この時期は大型のハワイ出身力士が台頭し、6代小錦八十吉が横綱昇進目前まで行く。その後、曙太郎、武蔵丸光洋がそれぞれ横綱昇進、優勝回数を二ケタに乗せる。また、二子山部屋が部屋師匠の11代二子山(元大関・初代貴ノ花)の息子である若乃花勝・貴乃花光司を中心に多くの関取を輩出した。若乃花・貴乃花は特に女性ファンの獲得に成功し、若貴ブームと呼ばれた。1993年頃から2000年頃にかけては、この4横綱がしのぎを削った。貴乃花は優勝22回に達し、一代年寄の資格を得た。(右写真は、Google ; 「2017年度の役力士」HMV & BOOKS online)
(上左写真は Googl ; 「横綱朝青龍」NHKニュース、右写真は Google ; 「三横綱の白鵬・稀勢の里・鶴竜」PR TIMES)
2000年代半ばになると二子山部屋の勢いは衰え、ハワイ出身力士は姿を消す。入れ替わって朝青龍明徳以下、スピード重視のモンゴル出身力士が登場する。朝青龍は2005年に史上初の年間全場所制覇を達成、次いで横綱になった白鵬翔は2010年に63連勝、2015年に優勝回数記録を更新するなど、ともに一時代を築いた。次いで日馬富士公平、鶴竜力三郎が横綱に昇進するなど、モンゴル出身力士が圧倒的に優位な時代が続いている。同時期にヨーロッパ出身力士も登場し、ブルガリア出身の琴欧洲勝紀とエストニア出身の把瑠都凱斗が大関にまで上った。日本人力士の中では稀勢の里寛が横綱に昇進している。(右写真は、 Google;「2010年の九州場所で、白鵬の連勝記録を止めた稀勢の里」スポルテイーバー集英社)
2000年後半から不祥事が相次ぎ、2007年には時津風部屋力士暴行死事件、2008年には力士による大麻取締法違反事件の責任を取る形で理事長が辞任、2010年には野球賭博問題、2011年には八百長問題が発覚してそれぞれ本場所に影響を及ぼした。その後も力士間での暴力事件、立行司によるセクシャルハラスメント行為の発覚、道路交通法違反(無免許運転)行為、「女人禁制」の問題などが存在する。
(右写真は Google ; 2007年6月26日に起きた時津風部屋リンチ死事件。名古屋場所の宿舎において、入門したばかりの新弟子、時太山(本名・斉藤俊さん、17)が急死をとげた。師匠の時津風親方(元小結双津竜、本名・山本順一)は一貫して「稽古中に起きた不慮の事故」と釈明。ところが、翌月、ノンフィクション作家の武田賴政氏が「時太山はリンチで殺された」とスクープするや、一気に風向きが変わった。(「文藝春秋」2021年6月号より)
2014年1月30日、公益財団法人の登記を行い、新法人としてスタートした。財団法人となった1925年以来89年ぶりの改組で、引き続き税制の優遇を受ける。
横綱日馬富士の傷害事件
暴行騒動を調査した日本相撲協会の危機管理委員会中間報告によると、横綱日馬富士は2017年9月場所後の10月25日、秋巡業鳥取場所前日にモンゴル人力士を中心として行われた酒席において、鳥取市内のカラオケ店で同席した幕内の貴ノ岩に対して横綱の白鵬が説教をしている最中、貴ノ岩のスマートフォンが鳴り操作しようとしたため日馬富士が注意し、貴ノ岩を平手で十数回、カラオケのリモコンで貴ノ岩の頭を数回殴った。当初はビール瓶で殴打したと報じられたが、ビール瓶ではなくカラオケのリモコンだったと日馬富士側・貴ノ岩側の双方が認めている。(右写真は、 Wikipedia;「住吉大社での横綱 日馬富士の土俵入り」(2017年3月4日)
(右写真は Google ; 「貴乃花親方(46)の日本相撲協会退職の火種となった事件が再びくすぶり始めた。昨年10月、鳥取市内で元横綱の日馬富士(34)が平幕貴ノ岩(28)に暴行を加えた事件をめぐり、貴ノ岩側が日馬富士側に3000万円の慰謝料を請求したと週刊新潮などが報じているのだ。」ZAKZAK)
貴ノ岩の師匠でもある貴乃花親方は10月末に鳥取県警へ被害届を提出し、協会は遅くとも11月2日に問題を把握していた。関係者に事情を聴いたが、同日に貴ノ岩が貴乃花部屋の宿舎がある福岡県田川市の市役所へあいさつに訪れていたこともあり、「何もなかったという感覚だった」という。なお、貴ノ岩は翌26日の巡業には参加していたが11月5日から9日まで入院し、11月場所を全休した。日馬富士は11月場所に出場したが2日目まで連敗、3日目(11月14日)に暴行疑惑が報道されるとその事実を認め、「左上腕骨内側上果炎および左尺骨神経痛」との診断書を提出、この日から途中休場した。
横綱日馬富士の引退と貴乃花親方の退職
上二つの新聞記事は、 Google ; 左はbunnshun.jp、右端は日刊スポーツより「大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、日本相撲協会と完全に決裂した。
弟子の貴ノ岩(27)への横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)による秋巡業中の酒席での暴行を受けて、九州場所11日目の22日、協会役員室に呼び出された。八角理事長(元横綱北勝海)から、全容解明を目指す協会の危機管理委員会による、貴ノ岩への聴取実施への協力を要請されたが「お断りします」と拒否。当事者から聞き取りのめどがたたず、危機管理委の調査への影響が懸念される。 2017年11月29日、横綱日馬富士は日本相撲協会による処分の決定を待たずして協会に引退届を提出。この日の午後2時に福岡県太宰府市内で記者会見が行われ「貴ノ岩関にケガをさせたことに対し、横綱としての責任を感じました」と話し引退を表明した。会見には日馬富士の師匠である伊勢ヶ濱も同席し、会見冒頭に日馬富士の引退を説明した際には涙を見せていたが、会見後半には記者の質問に対し強い口調で遮るなど弟子である日馬富士を守る場面もあった。日馬富士は引退会見で暴行に至った経緯を問われると、「先輩横綱として、礼儀と礼節がなっていないと思い、直すのが先輩の義務だと思っていますし、しかったことが、彼(貴ノ岩)を傷つけ、世間を騒がし、ファンや協会に迷惑をかけることになった」と説明している。「これからのことを思ってしかったが、行きすぎたことになった」と後悔ものぞかせた。暴行は宴席で行われたとされ、日馬富士は酒癖について問われると、「お酒を飲んで人を傷つけたり暴れたり、酒癖悪いといわれたことは一度もないです」と断言している。酒との向き合い方を問われ「酒飲んだからこその事件じゃないので、これは」と語気を強める場面もあった。最後の質問は白鵬が九州場所千秋楽の優勝インタビューで「日馬富士関と貴ノ岩関を再び土俵に上げてあげたい」と発言したことへの感想であり、日馬富士は「その気持ちはうれしかったです」と淡々と述べると、師匠とともに再度、頭を下げて会場を後にした。
令和の大相撲
2019年5月場所より、アメリカ大統領杯の授与が始まる。
(右写真は Google ; 「栃ノ心(右)との稽古で土俵下から声を掛けた春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)のアドバイスを聞く御嶽海=2019年4月12日、川崎市とどろきアリーナ【時事通信社】
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大に際しては、3月場所を無観客開催、5月場所を中止、7月場所は会場を名古屋から東京へ移し、観客数を制限したうえで開催した。9月場所も観客数を制限して開催し、11月場所も福岡から東京に移して開催された。また、協会員から罹患者が発生し、死者も出た。2021年3月場所13日目、三段目取組において掬い投げを食らった力士が頭から土俵上に転落、病院に搬送されて治療を受けていたが、同年4月に肺血栓による急性呼吸不全のため死亡した。土俵上での取組による事故で死亡した初の事例となった。
(以上 Wikipedia より抜粋)
現在の日馬富士は、
2018年にモンゴルで学校を立ち上げ、理事長として活躍しています。 コチラの学園は小学校から高校までの一貫校です。 モンゴル出身の力士が母国で事業を立ち上げることは、珍しいことではありません。2022/10/15
(右写真は、日馬富士さんと妻のバトトールさん=2022年10月31日、ウランバートル市の新モンゴル日馬富士学園理事長室) 2018年9月、ウランバートル市に、小中高一貫教育を行う新モンゴル日馬富士学校を開校させた元横綱の日馬富士さん(本名・ビャンバドルジ)が、このほど、家族そろってモンゴルに帰国した。妻のバトトールさんは、9月、学校職員になった。夫婦で学校経営に本格的に取り組んでいる。 日馬富士さんは、これまで、東京からモンゴルに通っていた。子ども4人のうち、小学校6年生の長女は、来春の卒業まで東京に残るが、残る3人の子と夫婦は、今年7月、ウランバートルに引っ越した。妻のバトトールさんは、学校のマネジメント担当マネージャーとして、国際交流、人事、IT、図書館の運営にかかわる。日馬富士さんと共同で経営に当たる新モンゴル学園のガルバドラッハ理事長は「正職員として採用した。しっかり仕事をしてもらう」と話している。バトトールさんは、新モンゴル高校と岩手大学を卒業している。横綱との結婚披露宴のとき、ガルバドラッハさんは、新婦側の主賓として出席した。(以上 Google ; mongol.blog.jp)
現在の貴乃花は、
「日本相撲協会」を退職したが、相撲の普及活動を目的とする一般社団法人貴乃花道場の理事を務めており、「貴乃花光司」としてのタレント・絵本作家活動はMegu Entertainmentとマネジメント業務提携を結んで行っている。(Wikipedia)
2023年1月9日にスタートした情報番組「ぽかぽか」(フジテレビ系)で、元横綱貴乃花と元フジテレビアナの河野景子の次女・白河れいが出演した。これが芸能デビューとなる白河の登場に、視聴者からは「お父さんの面影がある」「兄貴の花田優一そっくり」といった声が上がっている。
「白河は“女優”と紹介されていましたが、演技の仕事がまだ1本も表に出ていない時点でのバラエティ番組出演には、やはり“親の七光り”的な見方をする人も多いようです。母親の古巣であるフジテレビの番組ですからね」(テレビ誌ライター)(右写真は Google ; 「白河れい(本名河野晃帆、青山学院卒)life-long-friend-ship.net)
「白河の父・貴乃花といえば、歴史に残る大横綱。現役引退後は一代年寄として貴乃花部屋を設立。貴ノ岩や貴景勝といった関取を育てましたが、弟子の不祥事が相次ぎ、志半ばで角界を去ることに。一方、白河の兄に当たる靴職人でアーティストの優一も、靴の納期遅れなどマイナスイメージが報道されることも多いですからね。白河が家族共演NGにしたのは冗談ではなく、今後の自身のキャリアを真剣に考えた上での判断なのかもしれません。『将来はハリウッドを目指している』と言うあたり、兄・優一と同じ“ビッグマウス体質”であることが見え隠れします」(芸能記者)(以上 Google;news.biglobe.ne.jp)