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トヨタ自動車は「クラウン」を諦め?、ベンツに対抗する為に会社の総力を上げ、過去に類がない開発費を費やして「セルシオ」を開発したが、だがーーーー?
その後 商標まで変え、高級車「レクサス」シリーズを売り出した!
レクサス(英語: LEXUS)は、トヨタ自動車が展開している高級車のブランド(プレミアムブランド)。1989年から北アメリカで展開が開始され、2005年8月から日本でも展開された。グローバルブランドスローガンは「EXPERIENCE AMAZING」(Wikipedia)
高級ブランド「レクサス」とトヨタとの違い!
「レクサス」は、トヨタが展開している高級ブランドです。セダンやクーペ、SUVを揃えたラインアップで、1,000万円を超える販売価格の車種も存在していることが特徴となっています。
1989年、機能性と高いクオリティを売りにアメリカで誕生
レクサスが誕生したのは1989年のアメリカです。
トヨタは、レクサス誕生前のアメリカ北部で着実にシェアを拡大。コンパクトセダンの「カローラ」、ミドルセダンの「カムリ」、ピックアップの「ハイラックス」を柱に、大衆向けの車種を揃えていたのが特徴です。安価でありながら優れた耐久性と品質が魅力で、多くのユーザーから支持を集めました。
同時に、トヨタが課題としていたのは「利益の獲得」です。アメリカへ輸入されていた自動車メーカーで着実に支持を集めていた一方で、高価格帯の高級車はラインアップされていない状況。本国アメリカではキャデラック、ドイツからはメルセデス・ベンツやBMWと高級志向の強い自動車メーカーが激しい競争をしていた時代です。(右写真は、Google;「レクサス LC 500」CarGeek)
トヨタは、「実用性」に優れているけれども顧客が「所有するステータス」を感じられる車がなく、ブランドの成長を実現するには利益を獲得できる高級車が求められました。しかし、アメリカ国内でトヨタのブランドは「安くて、大衆向けの自動車メーカー」の印象・評価があり、打開するには新ブランドの確立が成功のカギとなっていたのです。
トヨタが導いた結論は「アメリカでの新ブランドの立ち上げ」でした。優れた耐久性と品質はそのまま活用して、「世界最高レベルの自動車を作る」をコンセプトに新しい高級車の開発を開始したのです。
「安い大衆車」から「安心できる高級車」へ
1984年、トヨタで新ブランドの立ち上げに向けた「マルFプロジェクト」と呼ばれる開発計画が始動します。
マルFプロジェクトでは、開発メンバーが数ヵ月の時間をかけてアメリカにて市場調査を行いました。市場調査を通じて、現地の人々が高級車に対して求めているポイントを確認することとなります。
当時のアメリカでは、以下のポイントに該当する高級車が求められていたのです。
- 所有して得られる高い価値感
- 高品質
- 高いリセールバリュー
- 高性能
- 安全性能の高さ
高級車なら、所有している満足感や走り・使い勝手・安全などの性能、高く売却できるかなどのポイントに注目が集まっていました。
市場調査の結果から、高品質を実現するためのボディやシャシー、エンジンなど、車を構成するパーツ各部に磨きがかけられることとなります。「制振鋼板」と呼ばれる素材を取り入れて静粛性を重視したほか、空気抵抗を低く抑えたボディデザインとなります。
1987年、新ブランド導入に向けた新型車の最終設計が決定。テストカーによる走行実験が始まります。ボディデザインを追求するためのクレイモデルを約50台分、試作車は約450台も作られたのです。
1989年、レクサスブランドの記念すべき”初号機”となる「LS400」が誕生します。
レクサスブランドの立ち上げと同時に、生産を担当する工場では「ALC」(アッセンブリー・ライン・コントロール)と呼ばれる分散処理型の管理システムを導入しました。製造ラインごとにサーバーで情報を管理し、細かく迅速に生産指示が出せることが特徴。問題への対応力にも優れており、生産した車両の品質向上に貢献しました。(右上写真は、Google ; 「レクサス LS-400 1998年 初代 レクタス」、LEXUS)
「安くて、大衆向けの自動車メーカー」であったトヨタに、「安心感も兼ね備えた高級車ブランド」のレクサスが無事に誕生したのです。
レクサス立ち上げ時は2車種、徐々に拡大したラインアップ
1989年にアメリカでのブランド展開が始まったレクサス。当時のラインアップは2種類のセダンのみと絞られていました。
ラージサイズのLSに加え、ミドルサイズの「ES」をラインアップ。両方ともアメリカで好評なセールスを記録し、現地のユーザーに快く受け入れられました。LSは「世界最高」を目指したこともあり、品質と静粛性に優れた作りが高評価を獲得。現代のレクサスへ繋がる起点となった車となりました。(右写真が Google; 「レクサス LS 500」car-moby.jp)
レクサスは徐々にラインアップを拡大し、セダンだけでなくクーペ、SUV車種も市場へ投入されます。
(右写真は、Google;ミッドサイズSUV「RX450h+」には2.4L直4ターボ、「RX350h」には2.5L直4エンジンベースのプラグインハイブリッド、「RX350」には2.5L直4+モーターのハイブリッド、「RX500h」には2.4L直4ターボ+モーターのハイブリッドがそれぞれ搭載されます。webcartop.jp)
レクサスの主な車種ラインアップ
- LS(ラグジュアリーセダン Luxury Sedan、1989年~)
- ES(エグゼクティブセダン Executive Sedan、1989年~)
- IS(インテリジェントスポーツセダン Intelligent sport Sedan
、1999年~) - LX(ラグジュアリークロスオーバー Luxury Crossover、1996年~)
- SC(スペシャリティクーペ、1991年~2001年)
- LC(ラグジャリークーペ Luxury Coupe、2017年~)
- RC(ラディカルクーペ Radical Coupe、2014年~)
- RX (ラディアントクロスオーバー Radiant Crossover
2000年代から日本でもブランド展開を
アメリカで成功したレクサスは、2000年代から日本でもブランド展開を開始します。
「最高の商品に加え、最高の人・店舗・サービス」を備えたブランドとして、2005年から全国に143店を構えて販売をスタートします。(以上 Google;car-moby.jp、右写真は、Google;「レクサス RX」yuraimemo.jp)
レクサスブランドのルーツ
レクサスは1989年にアメリカでスタート、当時、アメリカでは、メルセデス・ベンツやBMWといったドイツ車が、高級車として人気となっていましたが、レクサスはは、それらに負けない「真実剛健なイメージ」やトヨタ車で培われた特徴である「壊れにくさ」、「アフターフォロー」等を併せ持つブランドを目標にし、3年後の1992年には米国内での高級車輸入車部門で販売台数ナンバー1を獲得するまでになりました。
その後もグローバル展開を推し進めたレクサスは、そして、今では世界60カ国以上で展開するまでになり、圧倒的なクオリティと高い安全性を持つ高級車ブランドとしての地位を築きあげ、世界中の富裕層から高い支持を集めています。日本へは2005年にGS、IS、SCの3車種の展開でスタートし、アウディやボルボといった輸入高級車勢を超える販売台数を記録しました。1999年代末から2000年代前半のトヨタは、バブル景気崩壊後の自動車業界で生じた変化に対応すべく、販売戦略の見直しやチャネルの再編成をしている状況でした。新たにレクサスブランドを日本国内で展開して、日本国内で1番手となっているシェアを維持しようと取り組んだのです。
結果、2006年には、日本の自動車市場でのシェアでトヨタ全体で確保したシェア率は45%を突破。以降、レクサスは今現在まで、トヨタが日本の自動車市場をリードし続けていることに大きく貢献し続けています。
「レクサス」ならではの特徴
「レクサス」がプレミアムブランドたる要因は、車自体の造りこみや高級感あるインテリアや装備はもちろんですが、米国において評価を高めた、きめ細やかなアフターサービスや手厚い保障サービスなど、高価格の車種を購入したユーザーが購入前も購入後も満足させる、手厚いもてなしの心がレクサスの特徴です。
レクサスが自動車にとって欠かせない安全性や耐久性を誠実に追及している証として、非営利の消費者団体が発行している「コンシューマー・レポート」で常にトップに選ばれるなどの評価を受けており、このことからレクサスは信頼性の高さでも定評があることが分かります。(右上写真は、Google;「レクサスCT200h」car-moby.jp)
また、手厚い新車保障としてあげられるのには、壊れにくい品質ともに、トラブルが起きた時にはしっかりとしたフォロー体制が整っているのが魅力となっています。また、電装品は3年保証が普通ですが、レクサスでは5年保証にするなど、一般的な国産車より手厚い内容となっているのも特別な車である証となっています。
さらに、事故を起こしたり、故障などのトラブルに遭遇したとき、カーナビにあるヘルプデスクにつながるオーナーズデスクボタンを押すだけで適切な対応がされ、車両盗難などもセキュリティが作動して、いち早く対応してくれる心強さも高級ブランドたるレクサス車を所有する安心間を付保しています。
そして、レクサスがレクサスたる証となるのがレクサスのショールームです。一流ホテルのラウンジのようになった店内では、訪れたユーザーを、大切なゲストを招待するかのようなおもてなしで対応してくれ、満足の高いサービスが受けることが出来ます。また、スタッフやメカニックは、特別な教育を受けた優れた人材が揃い、見た目だけでなく技術も設備も最新のものが導入されています。
レクサスの製造は、最先端のテクノロジーを注ぎ込むとともに、組み立てや塗装、磨きなど各分野に精通した「匠の技」により仕上げられており、わざわざコストをかけて人の手が加えることによって、日本の物造りの伝統が感じられる、レクサスブランドららではの高い品質を実現しています。(以上 Google; car-rate.info)
明日は、高級グレード「セルシオ」は? です!