10月6日(金)ほぼ快晴(13〜23℃、湿度74%、風速4〜5m/s 、体感温度 13℃、AQI 26-良い、10/6 5:30 現在)
皆さん!「蚊」が冬眠するって知ってたかい?
今夏の危険な暑さの中で、朝夕に多かった「蚊」を取り上げました。
1)「蚊」のついて!
「蚊(カ)」は、ハエ目糸角亜目カ科に属する昆虫である。イエカ属、ヤブカ属、ハマダラカ属など35属、約2,500種~約3000種が世界に存在し、うち日本は100種程度である。ヒトなどから血液を吸う吸血動物であり、種によっては各種の病気を媒介する衛生害虫である。(Wikipedia)
「蚊(カ)」は幼虫の発育に適した水を選び、水面や水に接した壁面に産卵します。1回に産む卵の数は、少ない種類では数十卵、多い種類では数百卵です。卵は2日で孵化し、俗に「ボウフラ」と呼ばれる幼虫になり、1週間ほどで蛹(オニボウフラ)になります。さらに2日経過すると、成虫が羽化します。(右横図は Google;アース製薬提供)
「アカムシ」は「ユスリカ」の幼虫で、「ボウフラ」とは異なり、人から吸血することはなく衛生害虫ではない。
「ユスリカ」とは、ハエ目・糸角亜目・ユスリカ科に属する昆虫の総称。和名は幼虫が体を揺するように動かすことに由来する。 大部分の種は幼虫が水生で、川、池などほとんどあらゆる淡水域に棲んでいる。他には海の潮間帯に棲むものや陸生のもの、水辺の朽木の中や土壌中などに棲む半水生的なものなども少数ある。(Wikipedia, 右写真は Google; 羽曳野市提供)
「ボウフラ」が羽化した成虫「蚊」のエネルギー源は糖分で、花の蜜などを吸っています。メスは卵を作るために特別な栄養分を必要としますが、この栄養源として利用しているのが、人間など動物の血液です(オスは吸血しません)。蚊の成虫の寿命は、種類や時期にもよりますが、平均1ヶ月、最長で2~3ヶ月とされています。
蚊は体温を調節できない変温動物のため、幼虫の発育も成虫の飛翔や吸血活動も気温に大きく影響されます。気温が10℃よりも低いときには活動はできません。逆に40℃を超えるような高温条件では死んでしまいます。そのため四季がはっきりした温帯地方では、蚊の活動に適した15℃~30℃の気温条件が満たされる春~夏に蚊の発生が多くなります。(以上 Google ;varsan.jp)
2)「蚊」の中には冬の時期でも活動し続ける種類
日本で身近に見られる「ヒトスジシマカ」「アカイエカ」「チカイエカ」の3種類について、それぞれの冬の活動について紹介します。(下表は Google;アース製薬の提供)
2-1)「ヒトスジシマカ」越冬は卵の状態
「ヒトスジシマカ」は、俗に「ヤブカ(藪蚊)」と呼ばれる蚊の仲間で、背中の中央に1本の白い縦筋があるのが特徴です。公園や緑地、墓地などで昼に刺しに来る蚊で、デング熱やチクングニヤ熱などの感染症を媒介することも知られています。
2014年には東京都内、代々木公園の周辺で「ヒトスジシマカ」によるデング熱の感染が報告され話題になりました。
気温が10℃よりも低い条件では幼虫も成虫も生き残ることができないため、卵で冬を越します。越冬のための卵(越冬卵)は夏に産まれる卵とは異なり、冬の寒さを経験しないと幼虫がふ化しません。越冬卵は、関東地方の場合、日長が13時間よりも短くなる9月中旬ごろから産まれます。(上横写真は Google; NHK提供)
2-2)「アカイエカ」の越冬は活動を停止した成虫の状態
「アカイエカ」は、日本全国に幅広く分布し、吸血のために屋内に入り込んで来る茶褐色の蚊です。夜行性で、就寝中にブーンと聞こえてくる煩わしい羽音の正体は、このアカイエカであることが多いです。
「アカイエカ」の成虫は産卵・吸血ができる春~秋には、約1ヶ月で寿命を迎えます。しかし、晩秋に羽化したメスは、冬越しに適した生理状態になり、産卵や吸血などの活動を停止した休眠状態で4ヶ月ほど生きて冬を越します。越冬世代の成虫は温度変化の小さい暗い場所を好み、洞窟や下水溝、家屋の床下、物置小屋の隅などに潜んで越冬します。(上横写真は Google;imidas 提供)
なお、越冬するのはメスのみで、オスは交尾を済ませると冬が来る前に死んでしまいます。
2-3)「チカイエカ」は冬でも活動を続けている
「チカイエカ」は、その名の通り、都市部の地下にできた水溜まりに発生する蚊として有名です。ビルの地下浄水槽などで発生して問題になることが多いですが、公園や道路わきの雨水マス、排水溝など地表にある水溜まりにも発生します。
「チカイエカ」は屋内の生活に適応した蚊で、アカイエカとは異なり冬でも休眠せずに、気温20℃前後の条件が満たされた建物の内部であれば1年中繁殖し、吸血・産卵を行います。(横写真は Google;www.kao.com)
冬に蚊に刺されたという経験がある方は「チカイエカ」の可能性が極めて高いでしょう。
(以上 Google; 主要文章は、varsan.jpより抜粋)