冬季の畑は野菜が限定されるし、栽培してても成長が弱いから、話題が少ないーーー!
皆さん 「コンパニオンプランツ」って知ってますか? 無農薬栽培の「オーガニック野菜畑」では必要不可欠です。 いい機会に「コンパニオンプランツ」について説明・紹介します。
下写真は、黒マルチ畝に「キャベツ」「レタス」「ニンニク」が混植されています。
「コンパニオンプランツ(共存作物・共栄作物)」とは、農学や園芸学において、近傍に栽培することで互いの成長によい影響を与え共栄しあうとされる2種以上の植物の組み合わせ、またはそれらの植物のこと。コンパニオンプランツを2種類以上、近傍に栽培することを混植または混作と呼ぶ。(Wikipedia )
下左写真は「落花生」と「九条ネギ」畝! 下右写真は「とうもろこし」と「枝豆」。
「コンパニオンプランツ」を植えることで、病気や害虫の被害にあいにくくなる、生育がよくなる、風味や味がよくなるといった作用があります。野菜の場合は、農薬や化学肥料の使用量を減らすこともできます。 ウィキペディア
下左写真は「サトイモ」と「大生姜」。 右写真は「サトイモ」と「鷹の爪」。
「サトイモ」は高温多湿の環境を好み、夏によく育ちます。その葉は大きく自然に日陰を作るため、日陰や冷涼な環境を好む植物の成長を助けてくれます。ショウガや人参、大根は相性の良い植物で、サトイモが日陰を提供してあげることで生育を助けます。
「コンパニオンプランツ」としてよく用いられる植物の例として、「ネギ」「マリーゴールド」や「ニンニク」「唐辛子」があげられます。
「ネギ」は、根に消毒能力を持つ(抗生物質を作り出す)微生物と共生しており、様々な野菜とコンパニオンプランツとして活用されています。 例えば、栃木県には、古くからユウガオ(かんぴょうの原料)と長ネギを一緒に植える技術があります。これは、長ネギの根に共生する細菌が、ある種の抗生物質を生み出し、それがユウガオの病原菌を抑える働きがあるためです。参照:(財)環境科学総合研究所 木嶋 利男氏
「マリーゴールド」は、作物(特に根菜)に悪さをするセンチュウ(特にネグサレセンチュウ)に対する殺虫効果持つといわれています。 また、その香りでアブラムシやコナジラミを避けるとも言われており、トマトやナスなどのナス科、キュウリなどのウリ科、大豆などのマメ科とも一緒に植えられています。
左下写真は「マリーゴールド」(Wikipedia )、右下写真は「九条ネギ」です。
下左写真は「レタス」と「ニンニク」。 右写真は「白菜」と「ニンニク」。
「ニンニク」は多くの作物と相性が良く、「アリシン」という抗菌作用のあるにおいの成分が含まれています。アブラムシやネキリムシなどの害虫を遠ざける効果があるとされ、特にアブラムシのつきやすいリンゴやモモなどのバラ科の植物の虫除けに役立つと言われています。また、キュウリやトマト、ナスと一緒に植えると、腐敗や枯れの原因になる「立枯(たちがれ)病」の病原菌を抑える効果が期待されます。
「落花生」は豆科の植物で、根についている根粒菌が窒素を土の中に固定させて土を肥やします。さらにトマトやピーマンなどと一緒に植えると、落花生の根に住む菌根菌が土中のリン酸などのミネラル分を吸収しやすくするため、互いの成長が促進されます。(以上 Wikipedia;マイナビ農業部)
「トウガラシ(唐辛子)」と相性の良い作物は下記です。
・トウガラシ×ニラまたはネギ
*萎ちょう病や青枯病などの連作障害に効果が期待
・トウガラシ×アブラナ科(キャベツ・白菜・小松菜etc)
*アオムシ・ハダニを遠ざけ、生育を助ける効果が期待
・トウガラシ×マリーゴールド(キク科)
*連作障害を防ぐ効果が期待
・トウガラシ×シソ(キク科)
*生育を助け、味を良くする効果が期待
・トウガラシ×エダマメ(マメ科)
*生育を助け、味を良くする効果が期待( Wikipedia;暇人主婦の家庭菜園)
下左写真は「白菜」「レタス」。右写真は「レタス」「チシャ菜」「ビーツ」の混作。
「コンパニオンプランツ」には相性があり、組み合わせを間違えてしまうと、互いに生育が悪くなってしまうので注意して下さい。下記に相性の良い組み合わせを列記した。
レタス x キャベツ、タマネギ、ニンジン、ワケギ、ラディッシュ
下左写真は「白菜」と「ニンニク」。下右写真は「二十日大根」と「ほうれん草」。
下左写真は「キャベツ」と「レタス」。 右写真は「ブロッコリー」と「レタス」。
植物の組み合わせによって、相互に良い効果を与え合う組み合わせと、ある植物が付近の他の植物に良い効果を一方的に与える(付近にある植物が、良い効果として受け取る )組み合わせとがある。またコンパニオンプランツの裏返しで、互いに生育が悪くなる植物の組み合わせも存在する。目的に合わせて上手にコンパニオンプランツを利用すると農薬や肥料が必要なくなるとする主張もある。コンパニオンプランツを利用したが、農薬や肥料を用いることで、かえって益虫がいなくなったとする主張も見られる。(Wikipedia )
考える野菜栽培になり面白いですが、相性が良くても、数量や収穫時期が異なると厄介で、中々難しいですよーー〜!