7月28日(水)「東京オリンピック2020」六日目!
日本人のメダルラッシュで、マスコミを中心に全国で沸いています!
だが 「コロナ禍」感染者情報が大きく報道され、首都圏周囲の「緊急事態宣言」要請に、大ぴらに乾杯もできない現状はーーーー!
しかしながら柔道の「大野将平」は、別格で取り扱いモノですね!
不評?判定の多い柔道の中で、一本勝ちに拘る彼が本当の日本の柔道家なんです!(右写真は、Google; the -ans.jp )
東京五輪は26日、男子73キロ級決勝で大野将平(旭化成)が9分26秒の激闘の末に優勝。五輪連覇を成し遂げた。激戦を終え、相手のラシャ・シャフダトゥアシビリ(ジョージア)とは互いに健闘を称え合った。一瞬、大野がサムアップポーズする姿を見せ、SNS上の日本人ファンからは「写真にして売ってほしい」「素晴らしい」と反響が寄せられている。
9分を超える激闘を終え、相手と抱き合った。主審が大野の勝利を告げ、一礼。敗れたシャフダトゥアシビリも両手を前に差し出して歩み寄り、畳の中央で強く抱き合った。体を離し、顔を向き合った場面だ。大野は一瞬、右手の親指を立ててサムアップポーズを作った。最後に手を握り、ゆっくりと場外へ向かっていった。 勝者と敗者が見せたシーンに、ツイッター上の日本人ファンも反応。「大野が親指を立てて相手をたたえた。良いシーンだ。写真にして売ってほしい」「相手選手に対する気遣いやインタビュー、監督との抱擁、全部泣いた」「敗者を思いやる大野選手。技術だけは精神的にも王者ですね」「敗者を慮る如きの立ち居振る舞い、ほんと素晴らしいし、見習いたい」などと反響が寄せられている。(記事・写真共に news yahoo.co.jp )
五輪金メダリストの古賀稔彦や吉田秀彦らを輩出した東京の柔道私塾「講道学舎」で鍛え、西の名門・天理大で腕を磨いた。真っ向から組み合う真剣勝負を好み、自らを「オールドスタイル」と形容する。
誰が相手でも一本を取りに行く大きな柔道が大野の代名詞だ。国際合宿では体重差のある100キロ超級のテディ・リネール(フランス)を相手に、何度も乱取りを敢行。その闘争心と、武士のようなたたずまいは世界のライバルたちが畏怖の目で見つめた。
6月の世界選手権(ハンガリー)で講道館の上村春樹館長は、大野に関する海外勢のうわさを耳にした。「海外の選手は大野には機関銃でも持っていかないと勝てないと言っている」。その圧倒的な存在感は、いつしか人間をも超越していた。
五輪が約1年5か月ぶりの実戦になるため、試合勘が課題だった。そこ大野は5月、ロシア・カザン国際合宿に参加した。上村館長は「外国人は手足の長さがちょっと違う。そのちょっとで狂わされることがある。筋肉のつき方もそう」と狙いを察し、大野なりに準備を進めていることに理解を示した。(右写真は、Google ; sankei.com)
決勝は9分26秒の死闘。相手も徹底的に研究し、死に物狂いだった。それでも、最後に勝ち名乗りを受けたのは大野。リオから5年経っても、最強の座を手放さなかった。
恩師で世田谷学園柔道部の持田治也監督は、大野の柔道スタイルについて「いわゆる攻撃は最大の防御っていう話ですよ」と話し、こう解説する。
「2本を持つこと自体が相手にプレッシャーをかける。相手が投げてやろうという心理になれるっていうことは、相手にプレッシャーがかかっていない証拠。たぶん、大野と組む選手たちは、どこから投げられるんだろうっていう怖さを感じていると思う。一昨年に、東京で世界選手権がありましたよね。あのときから、相手がそう思ってるなと感じました。どこから投げられるんだろうって相手が思ってるなって」(右写真は「得意な内股」Google; number.bunnshunn.jp)
胴体に近い部分の柔道着をつかむことによって、外国人は得意の形になれない。もともと嘉納治五郎師範が創始した柔道は日本人に適した格闘技だった。
「柔道は日本特有の発祥の競技なので、もともと実は脇の下を持ったり、襟を持ったりということで、内側から抜き上げる特有の理屈がある。いわゆる海外の格闘技は外側からガバっと組んで、内側から抜き上げるっていう理屈がなかった。柔道はすごいなと思わせるのはそういうところ。片手でうまいことやってっていうのは正直言って、海外の選手のほうがずっとうまい」(持田氏) 接戦になっても大野は崩れなかった。「JUDO」ではなく柔道を貫き通した男子史上4人目の連覇。大野は日本の柔道の神髄を示し、不動のチャンピオンになった。(THE ANSWER編集部)
◉「大野将平 名言集」
「敵は自分の中にある」
こちらは大野将平選手の座右の銘で練習の際は常にこの気持ちで臨んでいるようです。
「調子が悪くても最低金メダル獲得。それができる実力の差をみせつけられるように」
リオオリンピック直前のインタビューで答えたひと言。有言実行で金メダルを取りました。
勝つことが当たり前、といわれる日本柔道。
◉【大野将平選手の獲得賞金一覧】
大会名 | 開催年 | 順位 | 獲得賞金 |
グランドスラム・東京2012 | 2012年12月 | 優勝 | 5,000ドル |
グランドスラム・パリ2013 | 2013年2月 | 3位 | 1,500ドル |
2013年世界柔道選手権大会 | 2013年8月 | 優勝 | 6,000ドル |
グランドスラム・東京2014 | 2014年12月 | 2位 | 2,400ドル |
グランプリ・デュッセルドルフ | 2015年2月 | 優勝 | 2,400ドル |
2015年世界柔道選手権大会 | 2015年8月 | 優勝 | 7,200ドル |
グランプリ・デュッセルドルフ | 2016年2月 | 優勝 | 2,400ドル |
グランプリ・デュッセルドルフ | 2018年2月 | 優勝 | 4,000ドル |
2019年世界柔道選手権大会 | 2019年8月 | 優勝 | 20,800ドル |
グランドスラム・デュッセルドルフ2019 | 2019年2月 | 優勝 | 4,000ドル |
グランドスラム・デュッセルドルフ2020 | 2020年2月 | 優勝 | 4,000ドル |
大野将平選手の実績を見てみると、毎年大きな国際大会で優勝していますね。
優勝・入賞すると1大会につき、少なくても25万円ほどの賞金がもらえます。
世界柔道選手権にもなると、優勝賞金として200万円以上もらえることも!!
ただ賞金は全て選手がもらえる訳ではなく、コーチにも2割渡す規定となっています。
選手の手取りとしては賞金の8割ほどということですね!
世界で1位になるのは並大抵の努力では難しいですが、その分賞金として還元されるのは嬉しい!
旭化成からもらっているお給料と合わせると、年収1,000万円以上は堅いでしょう^^