このところ一日置きに雨天気で、たまに晴れ間があると夏の代表的な昆虫「セミ」が鳴きだしますね！ところで 皆さん 気が付きませんか！
「コロナ禍」「水害」を於いて「セミ」の特集です！
近年 この時期に当地（東海地区）で鳴いてる「セミ」が「アブラゼミ」から「クマゼミ」に変わったと思いませんかーー！
梅雨の晴れ間に煩い程に鳴く「セミ」！その「セミ」が、最近 シャーシャーシャワシャワシャワと鳴く「クマゼミ」が圧倒的に多いと気付きませんかーー？
「クマゼミ」（右写真）は、関東以西の太平洋側を中心として分布し、7月から9月に発生する大型のセミです。いろいろな広葉樹林に生息し、平地を中心に見られます。特に最近では公園などで多く見ることができます。全長60cm〜65cm（Google;生き物調査「セミの図鑑」）
東海地区の初夏は、私の若い頃（約60年前）「アブラゼミ」「ニイニイゼミ」が全盛で、鳴き声はジージージージリジリジリ（アブラゼミ）で、チーチーチーチーチーー（ニイニイゼミ）だった。8月の盆休みの真夏になるとあの羽根が透明で「アブラゼミ」より一回り大きい「クマゼミ」が出現してきた。昆虫採集で「カブトムシ」「クワガタ」に匹敵するのが「クマゼミ」だった記憶があります。「アブラゼミ」「ニイニイゼミ」の方が多かったから一般的で珍しくないからです。
右写真は「アブラゼミ」で、北海道から九州に分布し、7月から10月に発生する大型のセミです。平地から山麓に広く生息しています。見られる場所は、人家の庭先から雑木林など広い範囲で、私たちにもっとも身近なセミと言えます。全長56cm〜60cm。（Google;生き物調査「セミの図鑑」）
右写真は「ニイニイゼミ」で、北海道から沖縄本島以北の南西諸島に分布し、6月から9月に発生する小型のセミです。平地から丘陵地に生息しています。サクラ類やケヤキ、マツ類などの樹林で見ることができます。全長32cm〜42cm。（Google;生き物調査「セミの図鑑」）
やがて 8月末頃より羽が透明で体の細い「ツクツクボーシ」がホーシツクツクホーシツクツクオーシツクツクと鳴き出すのだーーー。
右写真は「ツクツクボーシ」で、北海道からトカラ列島以北の南西諸島に分布し、7月から11月に発生する中型のセミです。特に関東以西の平地から低山地に多く生息しています。サクラ類やカキなど、多くの樹林で見ることができます。全長43cm〜46cm。（以上 Google; 生き物調査「セミの図鑑」）
「クマゼミ」が増えた理由は、国土の温暖化！
最近の研究結果では、クマゼミの幼虫が好む樹が関東南部にまでしか生えていないことが原因で、クマゼミの分布が制限されているのではないかと考えられています。
（以上の資料提供 museum.kyushu-u.ac.jp ）
左上は「クマゼミの分布」（weathernews.ip ）、右は「セミの泣き始め日」（museum.kyushu-u.ac.jp）
上図は「クマゼミの分布」（itmedia co.jp）
「環境によって違うセミの種類」
「セミの抜け殻を集計してみました」
セミは、世界に約2,000種、日本を含む東南アジアに650種ほど、そして日本に33種生息していると言われていますが、今回はそのうち20種のぬけがらが集まりました。アブラゼミが11,248個と半数以上を占め、次いでクマゼミ、ミンミンゼミと続きました。これらの上位3種は、1995年時の環境庁（当時）による調査と順位に変わりはありませんでした。（2007,7/1 〜8/31、日本自然保護協会）
上記の資料から言えることは、やはり「クマゼミの北進」で、当地東海地区は増えているのでしょう！「アブラゼミ」は依然として断然多いですが、あの巨体から鳴きだす声シャーシャーシャーシャワシャワシャワーが響き渡り圧倒されるのです！
