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5)「中尊寺」(岩手県平泉町)
「中尊寺」は、岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗東北大本山の寺院。奥州三十三観音番外札所。山号は関山(かんざん)、本尊は釈迦如来 。寺伝では円仁の開山とされる。実質的な開基は藤原清衡。
創建 寺伝によると、嘉祥3年(850年)、円仁(慈覚大師)が関山弘台寿院を開創したのが始まりとされ、その後貞観元年(859年)に清和天皇から「中尊寺」の額を賜ったという。しかし、円仁開山のことは、確かな史料や発掘調査の結果からは裏付けられず、実質的には12世紀初頭、奥州藤原氏の初代・藤原清衡が釈迦如来と多宝如来を安置する「多宝寺」を建立したのが、中尊寺の創建と見られる。
清衡が平泉にて中尊寺の中興(事実上の創建)に着手したのは長治2年(1105年)、50歳の時であった。この時建てられた堂宇は「最初院」または「多宝寺」と称され、『法華経』「見宝塔品」に登場する多宝如来と釈迦如来を本尊とするものであったが、その建築形式等の詳細は不明である。現存する金色堂の上棟は、棟木銘から天治元年(1124年)と判明する。この堂は清衡が自身の廟堂として建立したもので、内部の須弥壇内には清衡と子の基衡、孫の秀衡の3代の遺体(ミイラ)が安置されている。
平泉では、奥州藤原氏4代(清衡、基衡、秀衡、泰衡)約100年にわたって王朝風の華やかな文化が栄え、毛越寺(もうつうじ、基衡建立)、観自在王院(基衡夫人建立)、無量光院(秀衡建立) などの寺院が建立されたが、当時の面影をとどめるのは中尊寺金色堂、毛越寺庭園と、紺紙金銀字経などのわずかな遺品のみである。
- 「本堂」は 参道である月見坂を登った右手の中尊寺本坊内にある、中尊寺の本堂である。1909年 (明治42年)の建築。2013年3月24日、新本尊の丈六釈迦如来坐像の開眼法要が行われた。
奥州藤原氏三代ゆかりの寺として著名であり、平安時代の美術、工芸、建築の粋を集めた「金色堂」を始め、多くの文化財を有する。(右写真はWikipedia;「金色堂覆堂」国宝の金色堂は覆堂内にある)
境内は「中尊寺境内」として国の特別史跡に指定されている。2011年(平成23年)6月26日、「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の構成資産の一つとして世界遺産に登録された。(右写真は、wikipedia;「金堂の堂内」現在の金色堂覆堂は1965年に建設された鉄筋コンクリート造のもので、金色堂はこの覆堂内のガラスケースに収められ、温度・湿度が調整されている。)
「中尊寺金色堂」は、中尊寺にある平安時代後期建立の仏堂である。奥州藤原氏初代藤原清衡が天治元年(1124年)に建立したもので、平等院鳳凰堂と共に平安時代の浄土教建築の代表例であり、当代の技術を集めたものとして国宝に指定されている。
藤原清衡が建立した阿弥陀堂で、天治元年(1124年)の上棟。建物の内外を総金箔張りとすることからこの名がある。現在は鉄筋コンクリート造の覆堂内にある。堂の所有者は宗教法人金色院である。
6)「平等院」(京都府宇治市)
「平等院」は、京都府宇治市宇治蓮華にある単立の寺院。山号は朝日山。本尊は阿弥陀如来。開基は藤原頼通、開山は明尊。(上写真は Google ; KYOTO SIDE)
宗派は17世紀以来天台宗と浄土宗を兼ね、現在は特定の宗派に属しておらず、塔頭である本山修験宗聖護院末寺の最勝院と浄土宗の浄土院が年交代制で共同管理している。
創建 現在の平等院の地は、9世紀末頃、光源氏のモデルともいわれる嵯峨源氏の左大臣源融が営んだ別荘だったものが陽成天皇、次いで宇多天皇に渡り、朱雀天皇の離宮「宇治院」となり、それが宇多天皇の孫である源重信を経て長徳4年(998年)、摂政藤原道長の別荘「宇治殿」となったものである。
道長は万寿4年(1027年)に没するが、その子である関白藤原頼通は永承7年(1052年)になり、末法の世が到来したこともあって、宇治殿を寺院に改めようと考えた。そして、その開山(初代執印)は小野道風の孫にあたり、天台宗寺門派(現・天台寺門宗)で、園城寺長吏を務めて京都岡崎(現・京都市左京区岡崎)の平等院の住持となっていた明尊大僧正とした。その際、頼通は新たな寺院の名称として「平等院」の名を欲したので、明尊は岡崎の平等院の名称を譲っている。これによって岡崎の平等院は新たに円満院と改名した。円満院は後に江戸時代に入ってから現在地である滋賀県大津市にある園城寺の東に移転している。
本堂(金堂)は、元は宇治殿の寝殿でそれを仏堂に改造したものである。現在観音堂が建っている場所にあり、大日如来像を本尊とした。翌天喜元年(1053年)には、西方極楽浄土をこの世に出現させたかのような阿弥陀堂(現・鳳凰堂)が建立されている。
「鳳凰堂」(国宝)で世界に広く知られている。平安時代後期にあたる11世紀以来保持されてきた数々の建造物を中心とする寺宝と文化財は、往時の思想・文化を今に伝える。平等院と周辺地域は琵琶湖国定公園指定区域の一つである「宇治川沿岸地区」の中核をなす。1994年(平成6年)に登録されたユネスコ世界遺産「古都京都の文化財」の構成物件の一つでもある。(上写真は、Google;www byodoin.or.jp)
「鳳凰堂」は建造物としては中堂、北翼廊、南翼廊、尾廊の4棟からなる。阿字池の中島に東を正面として阿弥陀如来坐像を安置する中堂が建ち、その北と南(向かって右と左)にそれぞれ北翼廊、南翼廊が接続して建ち、中堂の西(背後)に接続して尾廊が建つ。中堂は石積の基壇上に建つ。この基壇は壇上積基壇と称し、地覆石、羽目石、束石、葛石からなる格式の高いものである。中堂の外観は2階建てのように見えるが、建築構造としては一重裳階付(いちじゅうもこしつき)である。裳階とは、身舎(もや、建物の主要部)の周囲に差し掛けられた屋根の部分を指す。身舎は入母屋造、本瓦葺。組物は三手先(みてさき)、中備(なかぞなえ)は間斗束(けんとづか)、軒は二軒繁垂木(ふたのきしげだるき)とし、棟上に一対の銅製鳳凰を置く。(上写真は、 Google; いこまいけ高岡)
以上 Wikipedia より抜粋。
Yahoo ! JAPAN NEWS
北朝鮮、「持続的で強力な対応」警告 米韓合同軍事演習巡り
[ソウル 17日 ロイター] - 北朝鮮外務省は17日、韓国と米国が軍事演習を予定通り進めれば「かつてないほど持続的で強力な」対応に直面すると警告した。また、米国が「違法な敵対政策」で北朝鮮に圧力をかけるための手段として国連安全保障理事会を利用していると非難した。(写真は、Google;「北朝鮮の旗」ジュネーブで2014年10月撮影(2023年 ロイター/Denis Balibouse)(ロイター)
国営の朝鮮中央通信(KCNA)が伝えた声明文で、北朝鮮が今年、定例活動以外の「あらゆる特別軍事行動」を控えてきたと主張。しかし、米韓が予定する軍事演習は「緊張激化の大きな渦を生じさせることになる」とした。 米国が力を誇示し、全て力で対応することを選ぶのならば、北朝鮮も同じ選択をすると表明した。
また、国連安保理が米国に「誘導」され続けるのならば、通常の軍事活動以外の追加行動を再検討するとした。ただ、詳しい説明はなかった。 韓国国防省は17日、米韓が来週ワシントンで米国の核資産の運用改善を目的とした机上演習を行い、来月には韓国で春の定例演習を実施すると発表した。 「抑止戦略委員会机上演習」と呼ばれるこの訓練は22日に国防総省で行われ、米韓両国の国防担当高官が参加するという。 高官らは23日には、主要な原子力潜水艦が母港とするジョージア州のキングズベイ海軍基地を訪問する。(2/17 23:30 Router,news.yahoo.co.jp)