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10月中旬「中東問題」を考える!(4)

投稿日:

10月19日(木)曇り時々晴れ(13〜25℃、湿度91%、風速1〜2m/s 、体感温度 13℃、AQI 43-良い、10/19  5:00 現在)

アラブ人入植地「ガザ地区」を実効支配する超過激派パレスチナ人解放組織「ハマス」を取り巻く全体図はーーーーーー

「ロシア」が関与?

ロシアは公式的な立場として、アメリカなどとは異なり、イスラエルに対してパレスチナに領土の一部を与えるよう要求していて、アラブ側の主張を支持している。実はハマスとのつながりも深い。

ロシアメディアによると、ハマスの指導者は2022年5月と9月にモスクワを訪れ、9月にはラブロフ外相と会談している。この日、ラブロフ外相とのほか、ハマス指導者は、中東担当のボグダノフ外務次官らとも広範囲な協議を行ったという。

ただ、ハマスによる今回の攻撃をロシアが支援したという決定的な確証はない。
それでもドイツの東欧の専門家セルゲイ・スムレニー氏は、イスラエルの戦車を破壊するハマスの映像とともに「ロシアが関与しているのは明らかだ」とSNSに投稿している。
「ハマスの同盟国はロシアを除いて、現代の戦車に対して爆弾投下ドローンを使用した経験を持っていない。ハマスを訓練できるのはロシアだけだ」という。

また、イギリス軍のリチャード・ケンプ元指揮官もハマスの攻撃について次のような論考を発表し、背後にロシアがいる可能性について警告している。
「これをガザからのテロリスト集団による、単なるいわれのない残忍な攻撃であるとみなすべきではない。それ以上のものであり、これらの殺人者を前進させたのはモスクワの手によるものだ」

証拠が示されていないため、英独という西側からも情報戦が仕掛けられている点は考慮する必要があるが、近年ロシアは中東情勢に積極的に関与してきたこともあり、ロシアの独立系メディアでも、直接的・間接的なものをふくめて「ロシアの関与があるのか?」という観点の記事も少なくない。( Google; 10/10 news.tv-asahi.co.jp)

「イラン」

また、表向きには否定されているが、今回のハマスの攻撃をイランが支援しているとされる。
ウォールストリートジャーナルは、今回の攻撃は、イラン諜報機関の支援を受けて数週間前に計画されていたと伝える。
イランの「イスラム革命防衛隊」の将校らは8月から、地上、空、海からの侵攻の選択肢を探してハマスと協力し、作戦の詳細はベイルートで複数回行われた会合で最終決定されたという。
イランはロシアへのドローンの提供など、プーチン政権と深いつながりがあることが知られている。( Google; 10/10 news.tv-asahi.co.jp)

イランのアブドラヒアン外相は14日、訪問先のレバノンの首都ベイルートで記者会見を開いた。パレスチナのイスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘を巡り、イランの影響下にあるレバノンのイスラム教シーア派民兵組織「ヒズボラ」を念頭に、イスラエルと対立する組織が本格的な参戦を視野に入れていることを示唆した。(Google; 10/15 毎日新聞 )
「ヒズボラ」とは
1982年に結成されたレバノンのシーア派イスラム主義の政治組織、武装組織。日本の報道機関では「ヒズボラ」と表記される事が多いが、アラビア語の発音ではヒズブッラー、ヒズボッラー。アラビア語で「神の党」を意味する。(Wikipedia、上図は Google; GNV )
 [ベイルート 16日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルが戦闘状態に入ったことを受けて、レバノンの親イラン組織ヒズボラがこの数日、イスラエルと国境付近で砲火を交わし、紛争拡大の恐れが高まっている。

<ヒズボラの起源>  イラン革命防衛隊がレバノン内戦(1975-90年)さなかの1982年に創設した。イランは79年のイスラム革命を他の中東諸国に広げようとしており、「ヒズボラ」創設はこの一環で、82年のイスラエル軍によるレバノン侵攻に対抗する目的もあった。

宗派がイランの主流と同じイスラム教シーア派で、レバノンのシーア派を対象に勧誘活動を行った。当初は日陰的な一派にすぎなかったが、その後レバノン政府に大きな影響力を持つ武装勢力に成長。米国など西側諸国の一部からテロ組織に指定されている。(以上 Google; jp.reuters.com)

<戦闘能力> 「ヒズボラ」は、毎年イランから数億ドルの軍事支援を受け、各種対艦巡航ミサイルや地対空ミサイルまで持っている」とし「レバノン正規軍よりも強い戦力がある」と言われる。

「ヒズボラ」はイスラエル空軍基地や歩兵部隊を狙える精密誘導ミサイルも所有していることが確認されている。「世界で最も強力な非正規軍隊」という修飾語がついている理由だ。 ヒズボラの兵力は約6万5000人と推定されている。2021年、最高指導者ナスララ氏は、ヒズボラの武装戦士が10万人いると主張した。(Google; news.yahoo.co.jp)

レバノンでは「ヒズボラ」はインフラ、医療施設、学校、青少年プログラムなどの社会サービスの広大なネットワークを管理しており、これらはすべてヒズボラがシーア派と非シーア派の両方のレバノン人からの支持を集めるのに役立っている。

「ヒズボラ」は13年の最新選挙後、定数128のレバノン議会で2022議席を保持していたが、同党とその同盟者は過半数を失った。 ベイルート・アメリカン大学(レバノン)の政治学教授ヒラル・カシャン氏は、ヒズボラは過去30年間にレバノンの政治において「途方もない成果」を上げてきたが、これは依然として「途方もない成果」であると述べた。 」。

以前ほどの政治的成功は得ていないが、軍事面ではヒズボラは中東における恐るべき勢力である。 カシャン教授は「ヒズボラ」は中規模ながら百戦錬磨の兵力を擁し、ほとんどのアラブ諸国の軍隊を打ち負かすことができる資源に富んだ武装集団であり、中東地域で「最強の強力な非国家組織」であると述べた(米国・EU・イスラエル等では「テロ組織」と認定?)。

国際戦略研究所(IISS)は、2020年時点でヒズボラは最大20万人の正規軍と約20万人の予備軍を擁し、戦車、無人機、その他多くの異なる長距離ミサイルなどの強力な兵器を保有していると推定している。

イスラエル国家安全保障研究所のアナリスト、アサフ・オリオン少将は、ヒズボラは「中東のほとんどのアラブ諸国よりも大量の大砲」を保有していると述べた。

一方、タイムズ・オブ・イスラエル紙は、ヒズボラは現在約100万の戦闘機を擁し、イスラエル国内のどこでも攻撃できる精密誘導ミサイルやイスラエル国内のどこでも攻撃できる先進的な無人機を多数保有し、攻撃したり情報を収集したりしていると伝えた。

過去40年間のヒズボラの最大の功績は、レバノン南部の一部を占領しているイスラエル軍に対するゲリラ戦争である。 5年2000月にイスラエル軍がエジプト、ヨルダン、パレスチナ人とのような和平合意もなく撤退を余儀なくされたとき、この勝利は中東全域のイスラム教徒からヒズボラの賞賛を獲得した。(以上 Google; vietnam.vn より抜粋)

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