昨年夏から秋の台風の大雨時、寝てたら天井の何処かで音がする! 鳥・鼬鼠・蛇・アライグマ?まさか来年の干支のネズミが動きまわっているか?と思ったがよく聞くと定期的な音!これは雨漏りだーー!隣の部屋の天井の上で一定の間隔で音が聞こえるーーー未だ天井板の下には伝わってないが、多分この上に溜まって広がりやがて滲み出す様だ。
台風の強風で瓦の一部が外れたか? 此処の屋根は一番北側で、高く急勾配!建築して約35年になる自宅だが、手前の南側の屋根には上ったことがあるが北側は一度もないのだ。
知り合いの大工さんに連絡し、見てもらったら何と瓦が外れたわけでなく、瓦屋根と瓦屋根の間の雨樋に直径2cm位の穴が二ヶ所あいてたのだーーーー。この雨樋は、厚さ1.5mm銅製特注品で雨道の側溝役目なのだ。
大工のSさん 曰く「酸性雨の影響だねー!昔ならこの厚さで50年は充分もったよ!」。板金屋さんに頼んで、銅板を現物合わせで叩いてもらい、上から覆い修理完了した。
酸性・中性・アルカリ性はリトマス試験紙などで測定したpH(ペーハー)で表します。pH7が中性、7よりも大きな値がアルカリ性、7より小さい値が酸性と定義づけられていますが、一般に「酸性雨」と呼ばれる現象はpH5.6以下の酸性の雨のことをいいます。
( 出典;左図は環境再生保全機構、右図は「気象庁; 酸性雨の発生に関わる概念」)
雨が著しく酸性になると森林を枯らしたり、川や沼、池などの魚や様々な生物が住めない環境になったりしてしまいます。
「酸性雨」は、環境問題の一つとして問題視される現象で、主たる原因は大気汚染。酸性の雪は酸性雪、酸性の霧は酸性霧と呼ばれる。
通常の雨はやや酸性である。中性にはならないのは、雨が純粋な水ではなく大気中に僅かに含まれる二酸化炭素や火山活動により生じた硫黄酸化物などが自然に溶け込むためである。 近年、pHが低い(酸性が強い)雨がしばしば観測されるようになり、酸性雨として問題視されるようになった。日本で観測される雨の平均的なpHは4.8程度であり、大気中の二酸化炭素だけが水に溶けたときのpHが5.6であることと比較すると酸性となっていることがわかる。(Wikipedia )
(出典;Wikipedia; 原 宏)
自動車、工場、発電所、ビルのボイラーなどで石油や石炭を燃やすとき、二酸化硫黄、窒素酸化物といわれる「汚染ガス」が大気に放出され、これらは大気中で「硫酸」や「硝酸」に変わり、再び地上に戻ってきます(沈着)。 この戻ってくるコースには 2つあります。
1つは雲を作っている水滴に溶け込んで、雨や雪や霧として地上に戻ってくるものです(湿性沈着)。 このとき、硫酸や硝酸がたくさん溶け込んでいると、雨水は強い酸性を示すことがあります。 これが「酸性雨」という名前のおこりでもあるので す。 もう 1つは風に乗ったまま戻ってきて、樹木、建物などにくっついたり、わずかですが肺の中にも入ったりします(乾性沈着)。 晴れた日にも風に乗って、硫酸や硝酸が地上にやってくるのです。
地上に戻ってきた酸は、土や湖沼を酸性にします。 すると、樹木や魚などの生き物に何らかの影響が出てきます。 これらの影響は、どのくらい酸が大気から地上に入ってきたかによって決まると考えられます。 強い酸性の雨(pHは低い)が少し降るよりも、それほど強くはない(pHは低くない)雨がたくさん降ったときの方が、沈着した酸の量が多くなる場合があります。 pHと沈着量をあわせて考えることが大切です。( Wikipedia; アジア大気汚染研究センター)
降水中のpH分布図
(出典:越境大気汚染・酸性雨長期モニタリング報告書(平成25〜29年度)の概要)
(以上 Wikipedia; アジア大気汚染研究センター)
「国立環境研究所が、日本の酸性雨の原因となる硫黄酸化物などがどこで発生するのかを調べたところ、次のような結果が得られたのです。」
PM2.5(微小粒子状物質)と同様、大陸から飛散してくる原因物質が多いことが分かりました。この調査は1995年のデータを基にしているので、原因物質の半数を占める中国が排出ガス規制を強化しないと、日本の酸性雨がより酸性化する恐れがあります。(以上 Wikipedia ; weathernews.jp )
我が国における酸性雨の被害として記憶されているものに19世紀末に起きた「足尾鉱山事件」があります。今でも現場では、 周囲の立ち枯れが生々しく、当時の被害の凄さを残しています。1960年以来には、川崎・四日市・尼崎・北九州などで大気汚染による喘息の被害が続出しました。1974年、関東地方では3万人以上もの人が目や皮膚の刺激を訴えています。この時のpHは2で、レモンジュースなみの酸性度を記録しました。現在、全国調査の結果から日本に降る雨の7~8割が酸性雨と判明しています。(Wikipedia;山形大学環境保全センター)
「足尾鉱毒事件」とも云い、日本で初めての公害事件。銅山の開発により排煙、鉱毒ガス、鉱毒水などの有害物質が周辺環境に著しい影響をもたらし、1890年代より栃木の政治家であった田中正造が中心となり国に問題提起するものの、加害者決定はされなかった。1885年、渡良瀬川の鮎が大量死したことにより事件は表面化。直後、渡良瀬川から取水していた上流部1,200haの田畑が、鉱毒の影響で数年間収穫不能に陥る事態に見舞われました。(wikipedia )
皆さん 「春雨じゃー春雨じゃーーって浮かれてると、皮膚がアレ頭がハゲ失明しますよーーーー!」
次回は「大気汚染」関係を調べてみます。