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「オーガニック野菜畑」は昨日の初雪で、冬眠中? 昨日に続いて「ロシア問題」を取り上げています!
プーチンの命運:ロシア権力の今後の行方は?
◉ 側近の「失脚」相次ぐ
「プーチンに代わる人物」は誰になるのだろうか?プーチンには、大きく2つの支持層がある。「オリガルヒ」(新興財閥)と「シロビキ」(諜報、軍、警察など)だ。プーチンにより近いのは「シロビキ」だ。
「シロビキ」には、6人の「大物」がいる。ショイグ国防相、ゲラシモフ参謀総長、ボルトニコフFSB(連邦保安局)長官、ナルイシキン対外情報庁長官、ゾロトフ・ロシア国家親衛隊隊長、パトルシェフ安全保障会議書記だ。ところが、ウクライナ侵攻で6人のうち5人までが、「傷」を負ってしまった。(右上写真は、Google;「メディア統制の強化をはかるプーチン政権。ついにはインターネットにも規制の手が及びはじめた」(Sputnik/共同通信イメージズ「スプートニク」)
まずショイグ国防相。彼はウクライナ侵攻前まで、後継者の最有力候補だった。しかし、ウクライナ電撃戦に失敗。戦争が長期化したことで、プーチンの信頼を失った。ゲラシモフ参謀総長も、ショイグと同じ理由で、影響力を失っている。
次にボルトニコフFSB長官。彼も、「電撃戦失敗」の責任を取らされる立場だ。プーチンは、FSB第5局からの「楽観シナリオ」に基づいてウクライナ侵攻を決断したからだ。FSB第5局の上げた報告は「ロシア軍が来れば、ゼレンスキーは逃亡し、政権は短期間で崩壊する」「ウクライナ国民は、ゼレンスキー・ネオナチ政権にうんざりしており、ロシア軍に花束を持って大歓迎するだろう」というものだった。
ところが実際は、ゼレンスキーは逃亡せず、ウクライナ国民は強い抵抗を続けている。FSB第5局のベセダ局長は処分されたが、彼の上司ボルトニコフもウクライナ戦争後には責任を問われるだろう。いずれにしても、ボルトニコフはプーチンからの信頼を失っている。
ナルイシキン対外情報庁長官。彼は2月21日、「ルガンスク人民共和国、ドネツク人民共和国独立承認」の是非を問われ、「西側に最後のチャンスを与えましょう」と発言。これで、忠誠心を疑われることになった。
ゾロトフ・ロシア国家親衛隊隊長はどうか。ロシア国家親衛隊員の中で、「ウクライナの戦場に行きたくない」と辞める人が続出している。この件で、ゾロトフはプーチンの信頼を失った。
というわけで、ウクライナ侵攻後、シロビキの有力者6人のうち5人がプーチンの信頼を失った。そして一人だけ「無傷」なのが、ニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記だ。プーチン政権の名目上のナンバー2は、首相のミシュスティンである。しかし、実質的なナンバー2は、このパトルシェフだ。
◉ パトルシェフ農業相に注目
ニコライ・パトルシェフとは、どんな人物なのか?1951年生まれ。プーチンと同じくレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)に生まれ、レニングラード造船大学を卒業後、KGBに勤務する。99年8月、プーチンの後を継いで、FSB長官に。2008年からは、安全保障会議書記を務めている。彼は、プーチンと同じ市で生まれ、KGB、FSBで出世し、プーチンと同じ世界観を持っている。だから、プーチンが「現状最も信頼している男」なのだ。(右写真は、Google; 「ロシアのドミトリー・パトルシェフ農業相」=2021年11月撮影(タス=共同)
ところが、パトルシェフは次期大統領候補には挙がっていない。なぜだろうか?問題は年齢だ。パトルシェフは今年、71歳になる。ロシア人男性の平均寿命は68歳なので、彼は「平均寿命プラス3歳」だ。日本人男性の平均寿命は82歳だから、日本でいえば、「現在85歳」といったイメージになる。大統領になるには少々歳をとりすぎている。
そこで、「後継大統領候補」に浮上してきたのが、パトルシェフの長男、ドミトリーだ。現在44歳で、農業大臣という職にある。その前は、ロシアの大手銀行VTBの副頭取、ロスセリホズバンクの頭取、ガスプロムの取締役などを務めていた。要するに、ドミトリー・パトルシェフを大統領にして、プーチンとニコライ・パトルシェフが「院政」を行うというシナリオだ。
その他にも、メドベージェフ前大統領、キリエンコ元首相、ソビャニンモスクワ市長、ミシュスティン首相などが、「後継者候補」といわれている。だが、プーチン最大の支持基盤は「シロビキ」であり、「シロビキ」最大の大物がパトルシェフであること、そしてプーチンが彼を最も信頼していることを考えると、パトルシェフファミリーが「権力の座」に最も近い」といえるだろう。(以上 Google; nippon.com より抜粋)
◉ 軍事侵攻への世論の反応
ウクライナへの軍事侵攻によって、ロシアは国際社会の非難にさらされることになったが、この侵攻はロシア国内ではどのように受け止められているのだろうか。この問題は、戦争の長期化がプーチン政権にどのような影響を及ぼすかを考える上でも重要である。
開戦当初は、ロシア国内でも反戦運動が行われる様子が報じられていたが、徐々にそのような運動は下火になった。ロシアでは政権への抗議運動に対する取り締まりは近年厳格化する傾向にあったが、軍事侵攻開始以降その傾向にさらに拍車がかかったためである。
特に、2022年3月初めに刑法が改正され、ロシア軍の「信頼を低下させる」活動やロシア軍に対する「虚偽情報」の拡散が処罰の対象とされると、抗議デモを行うことへのリスクが著しく高まった。また、独立系メディアの多くもその活動拠点を海外に移さざるを得なくなった。そのような状況で、ロシア国民がこの戦争に対してどのような考えを持っているのかは、外から理解するのは困難になっている。
◉ 軍事侵攻に対する世代別支持率の変化
注:数値は「明確に支持」と「どちらかと言えば支持」を合計したものである。
◉ NATOと米国への脅威認識、戦争長期化への懸念
戦争を契機にロシア国民の中のNATOに対する脅威認識が強まっていることも事実である。「ロシアにはNATOに加盟する西側諸国を恐れる理由がある」と考える人は、クリミア併合が行われた2014年ごろをピークに減少傾向にあり、2021年11月にその割合は48%であったが、軍事侵攻開始後の2022年5月には60%にまで上昇した8。また、半数以上(57%)が、ウクライナにおける死者や破壊の責任は米国やNATOにあると考えている9。NATOに対して否定的な感情を持つ人も増加傾向にあり、2022年5月には82%にまで達した。このように、ロシアに根強い反米感情やNATOを敵視する感情が強化されていることは、国民の多くがウクライナへの軍事侵攻を支持している大きな要因になっていると考えられる。
一方、戦争の長期化を懸念する声もわずかながらではあるが世論調査の結果に表れている。2022年4月下旬に行われた調査では、回答者の68%が「特別軍事作戦」は「とてもうまくいっている」または「どちらかと言えばうまくいっている」と答えており、その理由として「計画通りに進んでいる」ことや「バンデラ主義者から人民共和国などを解放している」ことのほか、「ロシア軍が強い」ことなども挙げられている。一方、「特別軍事作戦」がうまくいっていないと答える人は多くないが、その理由としては48%が「短期間で終わると言われていたが、長い時間がかかっている」ことを挙げ、31%が「民間人、子ども、ロシア兵が死んでいる」ことなどを挙げている。4月の時点で戦争の長期化がすでに懸念されていたことは注目に値する。
実際、「特別軍事作戦がどのくらい続くか」という質問に対して、2022年5月の段階では6ヶ月以内と答える人が37%だったのに対し、7月には27%と10ポイント減少した。他方で、1年以上続くと考える人は21%から28%まで上昇した。ロシアでも戦争が長期化していくと考える人が増えていることが分かる。実際に戦争が長期化するにつれ、戦争を支持する世論にも変化が生じる可能性はあるが、短期的にはそれは起こりそうにない。(以上 Google;jiia.or.jp より抜粋)
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【気象予報士解説】記録的な大雪 さらなる交通障害の恐れも…
クリスマス寒波が24日も列島各地で猛威を振るっています。北海道紋別市では、一時、市内全域が停電し今も一部の地域で復旧していません。現在は北陸や北日本の山沿いで雪が強まっている状況です。なぜ、ここまで極端な降り方になったのでしょうか、気象予報士の手塚悠介さんの解説です。
こちらはどのくらい雪が積もっているかを表していて、色が濃いほど沢山積もっているというものです。23日から見ると、積もっているエリアがどんどん広がりますよね。西日本でも記録的になっていますし、例年雪が多い北日本でも記録的になっているというのが特徴です。
第一級の寒気が入り、日本海の海水温が高いというのも、広く大雪になっている原因です。
名古屋や高知などは天気が回復してきます。北陸の平野部では雨に変わってきていますが、山沿いでは雪が続きます。東北は25日いっぱい。北海道は26日のお昼ごろまで大雪に警戒して下さい。ということで今回の寒波の影響は26日には少し落ち着いてきますが、年末年始の予報を見ると、札幌や新潟などは雪マークが多く付きます。 これから帰省ラッシュも始まりますが、29日や年始3日ごろにも強い寒気が入りそうで、雪が強まるタイミングが度々やってきそうです。(12/25 0:11 テレ朝NEWS,news.yahoo.co.jp)