冬野菜の代表の一つの「大根」は、日本人に最も親しまれ頻繁に使われる野菜です。「大根」の栽培は簡単なようで意外と難しく、しかし コツさえ知れば容易にできる身近な野菜です。現在 市販されている種子は十数種類はあるでしょう!我が「オーガニック野菜畑」の大根栽培は今迄に失敗が多く、やっと昨年から子供や友人に提供できる「大根」が栽培できるようになりました。
失敗の多くは、害虫(芋虫等)に発芽した新芽を喰われて苗が駄目になることで、発芽する前から種蒔き後にネットをかけることがポイントです。(プロ農家では農薬を使用している筈ですが、無農薬栽培を謳ってる我が畑では使いません!)葉が成長しネットを外したら毎朝 ピンセット持参で害虫チェック(最後尾に写真)。又 大根栽培には水分が充分に必要?で、水捌けの良いサバ土より湿気を含んだ粘土質の方が良いようです。
下の写真は8/27に蒔いた初回の「おでん大根」で、半分以上は害虫に喰われ、残った7本の内3本です。収穫した3本は大きく立派なもので食用に、又 1本は空洞が見つかり 後で説明します。
「ダイコン(大根)」はアブラナ科ダイコン属の1年草で、古くから日本人になじみの深い野菜の一つですね。春の七草のひとつに“すずしろ”と言うものがありますが、これは大根のことです。ダイコンには沢山の種類があり、大きさや形も様々です。日本では白い物が一般的で、それに紅いラディッシュが良く知られている位ですが、海外では真っ黒い物や表面だけでなく芯まで紅い物もあります。最近になって日本でも色々なカラフルな大根を作る農家も各地で出てきているようです。(by Wikipedia )
「おでん大根」とは、まさにおでんのためのダイコン品種といっても過言ではありません。肉質は緻密で煮あがりが早いのに、煮崩れしにくい性質を持っています。根の肥りもよく、8cm~9cmくらいの太さになります。
2回目(9/22)にバラ蒔きした「おでん大根」で、発芽した2/3 は害虫に喰われて残ったのはこの5本だけです。初回とは約1ヶ月遅らした種蒔きだったが、現在を比較すると成長度合いにそれ程の差がないーーー。
特に今年は「信州山峡産の辛味大根」などの数種類の現状を報告します。
「辛味大根(からみだいこん)」は、ダイコンの品種。別名は吹散大根。京野菜の一つであり、「京の伝統野菜」に指定されている。また、小ぶりで辛味の強いダイコンの総称とされる事もある。葉も根も小かぶによく似た形状で、直径4 - 5cm、30-50gほどの大きさとなる。葉柄の基部は紫色を呈する。9月に播種を行い、11月上旬から12月中旬に収穫する。根部は強い辛味があり、肉質が緻密で水分が少ないため、大根おろしにすると蕎麦の薬味に最適とされる(by Wikipedia )
左下の真ん中畝は、3回目(10/15)に蒔いた「おでん大根」(間引き後)で、右のネット内は10/26に蒔いた4種類「おでん大根・いいずな青大根・戸隠地大根・たたら辛味大根」で(間引き前)です。
初回 全滅した「紅くるり大根」を再度 蒔いてネット保護してますが、やはり葉が害虫に喰われています。成長も遅くこの土壌に合わないかも知れませんーーー!
下 写真は8/31 に蒔いた「いいずな青大根」で、右は反対側からズームした写真で太さは 約6cmです。
同畝中央の「戸隠地大根」で、右は反対側からズームした写真で大根自体が葉より小さい。
同畝の手前で「たたら辛味大根」で、空いた所に「チマサンチェ」苗。右は反対側からズームした写真で太さは約5cmありますがーーー。
下写真は、「信州山峡産」の辛味大根類で10月中旬にテスト的に蒔き、上から「親田辛味大根」「灰原辛味大根」「ねずみ辛味大根」の3種類です。
本日11/18 発見 穴あき「おでん大根」です。
カットしてみましたーーー!
空洞症の原因は栽培中の高温や乾燥です。実はこの根の内部に起こる空洞化は、栽培初期から発生します。けれど、根が生長して肥大するにつれ、自然とこの空洞は埋まります。ところが栽培中に高温に長く当たったり、土が乾燥して十分な水分が吸えない時、内部の生育がうまくいかず、空洞のまま収穫となる場合があるのです。(by Wikipedia )
下写真は、本日 大根の葉から採取した害虫で、黒い芋虫が「カブラハバチの幼虫(別名ナノクロムシ)」で茶褐色の芋虫が「ヨトウムシ?」。今日は少ない方ですーーー。