1月14日(日)快晴(-3〜9℃、湿度72%、風速1〜2m/s 、体感温度 −5℃、AQI 28-良い、5:30 現在)
元日の「能登半島大地震」発生から丸1週間経ちました! 現在の能登半島はどういう状態でしょうか? 又被害した住民の気持ちはーーーー?
“地元に残りたい” 2次避難望まぬ被災者も 能登半島地震
能登半島地震による死者は220人。(13日時点) このうち13人は、被災後の環境変化から体調が悪化して亡くなる「災害関連死」とみられています。避難生活が長引くなか、災害関連死の増加も懸念されています。(上横写真は Google; (上横写真は Google ;「マグニチュード(M)7,6、最大震度7を観測し、激しい揺れと津波で甚大な被害をもたらした能登半島地震。1月1日の発生以降も広範囲で地震活動が続く。能登半島の周辺海域には、以前から複数の断層の存在が知られており、いずれかの断層が連動してずれた可能性が高い。専門家は「内陸型の地震としては最大級だ」と指摘。活動域は150kmあり、2000年に1回レベルの大きな地震だったとの見方もある。」新潟日報)
■災害関連死 8割以上は高齢者
私たちが向かったのは、災害関連死が疑われるケースが最も多い珠洲市。そこで医療支援を行う甲斐医師を訪ねました。診察するのは、地震により直接被害を受けた患者だけではありません。(横写真は Google ;「救援物資も届かず、5日まで孤立状態にあった、石川県七尾市」/C・日刊ゲンダイ)
災害人道医療支援会 甲斐聡一朗医師 「最近、診療される患者さんが増えてました。風邪の症状とか、喉が痛かったり熱があったり。きのう(11日)に関してはコロナで13件検査したうち、5件で陽性が出ています」 課題のひとつが、避難所で増えている感染症です。生活用水の不足による衛生面の問題に加え、スペース不足で隔離が難しい避難所もあるといいます。 もう1つ、最大の課題とされるのが高齢者のケア。災害関連死の死者が直接死の4倍にのぼった熊本地震では、その8割以上が70歳以上の高齢者でした。甲斐医師は周辺の高齢者施設を訪ね、体調に異変がないかチェックしてまわっています。
災害人道医療支援会 甲斐聡一朗医師 「色々な持病を抱えていたり、ストレスかかっている状況で、体調を崩すリスクも上がっているということで、一層私たちがケアしなければいけない状況なのかなと思います。2次避難は、号令は出てますけど、具体的に現場でいつどうすればというところまでは来ていない。今避難されているところから、より環境の良いところに避難していくというアイデアは非常に重要かなと思っております」
■カギ握る2次避難
望まぬ被災者も 現在、石川県内の避難所に身を寄せるのはおよそ2万人で、金沢市の1.5次避難所は710人分。国交省は、県内外の2次避難先を2月末までに2万5千人分確保したと発表しましたが、約半数は遠く離れた3大都市圏です。県は2次避難を推進していますが、難しい側面も。(上横写真は Google ;「輪島朝市休憩所周辺の現状」テレ朝news)
岩手から支援に入った 小田島香奈保健師
「やはり“この地域で過ごしていきたい”という方々も結構いらっしゃった」 “地元に残りたい”という被災者の意向が強いことです。こうした中、保健所職員が各避難所を回り、2次避難を促す声掛けを行っていました。2次避難できない理由はそれぞれです。 1次避難している男性 「仕事があるので、もうそれを片づけてあるいは話をしてからじゃないと2次避難は出来ないと思うんです」 1次避難している別の男性 「僕が避難するっていうことはヤギとニワトリ見捨てるという形になるんでそれはできない」
岩手から支援に入った 小田島香奈保健師
「2次避難所までの移動も道が悪かったりとか、行きたくてもなかなか難しい方もいらっしゃるので、必ずしもみんな行ってください、というよりかは選択できるような形でご案内しています」 県は、避難による孤独を懸念する被災者も多いことから、集落ごとに2次避難先に移ることができるように調整を行うとしています。(1/13 テレ朝NEWS,news.yahoo.co.jp)
調査グループ 鹿磯漁港周辺でおよそ4メートル隆起を確認
今回の地震で石川県の能登半島の北側では海底が露出するほど地盤が隆起している地点が確認され、専門家による「令和6年能登半島地震 変動地形調査グループ」の調査では東西およそ90キロの範囲で陸域がおよそ4.4平方キロメートル海側に拡大したことが分かっています。
産業技術総合研究所地質調査総合センターの宍倉正展グループ長は、地盤の隆起が確認された輪島市門前町の鹿磯漁港周辺で調査を行い、防潮堤の壁面についた貝やゴカイの位置から推定される地震前の海面の水位と現在の水位を比較したところ、およそ4メートル隆起していることが確認されました。(上横写真は Google ;「地盤の隆起で海底がむき出しになった鹿磯漁港」=5日午後、石川県輪島市で、中日新聞)
また、漁港の北側の岩礁もおよそ3.6メートル隆起し、「海成段丘」と呼ばれる階段状の地形ができていました。(1/13 NHKニュース、news.yahoo.co.jp)
“自然の脅威”を思い知らされる2枚
画像を投稿したのは、フォトグラファーのEiichi Yoshiokaさん。
左写真は地震後に撮影された写真(撮影日:2024年1月11日)(写真:ねとらぼ)。右写真は地震前に撮影された写真(撮影日:2016年8月12日)
Yoshiokaさんによると、2枚の写真はいずれも石川県輪島市門前町皆月で撮影されたものとのこと。撮影日は発生前が2016年8月12日、発生後が2024年1月11日となっています。 2枚の写真を比較すると、発生前の写真では海に囲まれている防波堤が、発生後の写真ではごつごつ盛り上がった岩肌に乗っかるような形に。ほとんど変わらない構図にもかかわらず狭くなった海の面積が、その規模の大きさを物語っています。(1/13 ねとらぼ、news.yahoo.co.jp)