9月9日(木)政府は8日夜、関係閣僚らが協議し、宮城と岡山を除く19都道府県について、緊急事態宣言を今月30日まで延長する方針を固めました。宮城・岡山の両県は、まん延防止等重点措置に移行することになります。 9日夕方の対策本部で正式に決定する予定です。(9/8 20:28,TBS NEWS,news.yahoo.jp)
「東京2020パラリンピック」で、「パラリンピック」とは、身体障害者のスポーツですから、当然 個人差があります。だから 不思議な事?おかしな事?が色々出てくるのです。
東京パラリンピックでは、22競技が実施されている。だが、すべての障害のカテゴリーが各競技に設定されているわけではない。 競技によって身体的な必要性は異なる。そのため、競技ごとに独自のクラス分けがされている。(bbc.com)
これを調べたら、多少でも医療の知識があれば良いが全くない小生の頭には、内容が理解不能で入りません! 皆さん 知っていますか?
そこまでしてまで行う意味があるのですか?
本末転倒とはこの事を言うのでしょう!
各競技のクラス分けで「車いすバスケットボール」について
「車いすバスケットボール」には、車いす使用の選手が出場できる。下半身のまひや、下肢の切断、脳性まひ、ポリオなどが障害の原因として考えられる。 バスケットボールに関連した動作をする運動機能がどれくらいあるかによって、クラス分けがされる。 すべての選手は、1.0から4.5までのポイントが与えられる。1.0の選手が障害の程度が最も重く、4.5が最も軽い。 コートに同時に立つ選手5人の合計が14ポイントを超えてはならないルールになっている。(bbc.com、右写真は www3.nhk.or.jp)
「車いすバスケットボール」は、障害者が車椅子で行うバスケットボール。国際車いすバスケットボール連盟 が競技規則の管理や競技の普及等の活動を行っており、2008年現在で同団体には75ヶ国が加盟している。1940年代にアメリカで考案されて以降次第に普及した。 (wikipedia)
東京パラリンピックでは、22競技が実施されている。だが、すべての障害のカテゴリーが各競技に設定されているわけではない。 競技によって身体的な必要性は異なる。そのため、競技ごとに独自のクラス分けがされている。(bbc.com)
英国の 「車いすバスケットボール」での今年の実例です。
「パラ出場のために足を切るか」 車いすバスケットボール・出場資格巡る波紋
パラリンピックの人気競技車いすバスケットボール。今、世界各国の代表選手などが次々と出場資格を奪われる事態が起きている。発端はことし1月、IPC(国際パラリンピック委員会)が国際車いすバスケットボール連盟に対して出した声明だ。
「障害の基準を満たさない選手が含まれるおそれがある。このままでは東京大会から除外する可能性がある」。
パラリンピックでの競技実施すら危ぶまれる事態の中、選手たちは「障害の基準」を満たすのか改めて審査されている。パラリンピックを目前にして選手たちの間に引かれた、障害のボーダーライン。翻弄される当事者たちの声に迫った。(右写真は2020.yahoo .co.jp)
「他にパラリンピック出場の方法がないのなら、足を切断します。大きな決断ですけど、僕にとって車いすバスケットボールの方がずっと大事なんです。」
17歳の車いすバスケットボール選手のインタビュー映像を目にして、取材チームは衝撃を受けた。
語ったのは、将来のイギリス代表選手を育てるアカデミーのメンバーに選ばれている、オスカー・ナイト(右写真)。家の中では立ち膝で移動することもあるが、日常生活では車いすを使用していると言う。診断の結果はCRPS(複合性局所疼痛症候群)。けがなどをきっかけに体が原因不明の反応を示し強い痛みなどが続く。痛みで歩くことができず足の筋力が低下してしまったため、ハーフパンツからのぞく彼の両足は一般的な少年に比べてかなり細い。
IPCの声明を受けて実施される再審査では、彼の症状は「障害の基準を満たさない」とされる。IPCに基準の見直しを求めるネットの署名活動に参加したが、IPCが方針を見直さなければ、冒頭のインタビューで語った「足を切る」選択をすることも考えている。
「IPC(国際パラリンピック委員会)」は、パラリンピックを主催する団体であり、またパラリンピックに参加する各種国際障害者スポーツ統括団体を統括する組織である。本部はドイツ・ボン。1989年9月22日設立。ウィキペディア
「歩けない自分にとって、足は役に立たないものです。できるのはカッコいいスニーカーを履くことぐらいなんだから。」
揺れるボーダーラインに翻弄され、10代の若者が重大な決断を下そうとしている。
ナイトが憧れるイギリス代表の中にも、突然出場資格を失った選手がいる。
ジョージ・ベイツ(右写真、26歳)。ポイントゲッターとして、イギリス代表の東京パラリンピック出場権獲得に大きく貢献した彼もまた「CRPS」を抱えて生きてきた。痛みを和らげるための薬は1日3回飲む必要がある。痛みで動かせない足の筋肉は衰え、リハビリを重ねた今も歩くためには杖が欠かせない。
今年7月、突然出場資格を失った日のことを、ベイツはこう振り返る。
「宣告された時は涙が止まらず、かなり動揺したよ。僕にとって車いすバスケットボールは、人生そのものだから…。」
ベイツが「CRPS」と診断されたのは11歳の時。サッカーの練習で足を軽くひねった後、経験した事のない激しい痛みを感じるようになったことが始まりだった。
「ひざに熱いナイフを刺されて、ぐりぐり動かされているような感覚なんだ。12~13歳の時には自殺も考えたよ。痛みに耐えられなかったからね。」(右写真)
ベイツの人生の支えとなったのが、車いすバスケットボール。パラリンピックで活躍する代表選手の姿を見て、同じ舞台に立つ事が目標になった。そしておととし、世界選手権に初出場。決勝ではシュートの成功率が9割近くに達し、最多得点をマーク。イギリス代表を優勝に導いたのだ。
「車いすバスケが僕を救ってくれた。パラリンピックで金メダルをとれたらいうことはありません。私を立ち直らせてくれた夢が奪われたら、耐えられません。」
IPCが定めた「障害の基準」
東京大会を目前に、なぜこのような事態になったのか。背景にあるのは、国際車いすバスケットボール連盟とIPCの間に、「障害者スポーツ」の捉え方の違いがあったからだ。
これまで車いすバスケットボールは、健常者のように走ったりジャンプしたりできない選手には広く出場を認めてきた。その上で、障害の程度にかかわらず選手がプレーできる、独自のルールを設定した。
選手にはそれぞれ障害の程度が軽いほど数字が大きくなる持ち点(1.0~4.5)がある。コートでプレーする5人の合計は14点以内。障害の程度が軽い選手だけでチームを作ることはできず、障害の重い選手などにも出場機会が与えられるように工夫している。
しかしIPCは、パラリンピックの出場資格の基準を満たさない選手がいる可能性を指摘した。IPCが定める障害の基準は以下の10種類に絞られている。
1.筋力低下 2.他動関節可動域障害 3.四肢欠損 4.脚長差 5.低身長 6.筋緊張亢進 7.運動失調 8.アテトーゼ 9.視覚障害 10.知的障害
17歳の少年・ナイトやイギリス代表・ベイツが抱える「CRPS」は、IPCが定めた10種類の基準には該当しない。足の筋力低下も、痛みが原因の場合は対象外となるため、彼らに出場資格は認められないことになる。
「CRPSによる痛みは数値化するのが困難です。痛みの感覚は一人一人異なります。パフォーマンスへの影響を科学的に計測することもできないのです。」
IPCの広報部長・クレイグ・スペンス(右写真)は、CRPSなど「痛み」の症状が基準から外れている理由をそう説明する。
痛みはその選手の「主観」であり、薬や体調で変化するため厳格に数値で評価することに難しさがある。同様の理由で、PTSD(心的外傷後ストレス障害)など心因性の症状や、慢性疲労症候群など「疲労感」という感覚が症状になる疾患も、出場資格から外れることになる。
スペンスは、IPCがなぜこの基準を厳格に適用するのか、あえて強い表現で語った。
「基準を10種類に絞ることで、価値あるパラリンピックが開催できるのです。グレーゾーンはありません。白か、黒かです。」
IPCにとって出場資格の判定は、パラリンピック競技の根幹を守るための最重要課題。障害のクラス分けへの信頼が揺らげば「競技の公平性」が疑われ、大会やメダルの価値も失われると考えている。そのためIPCは障害の基準を明確化し、あいまいな要素は徹底的に避けようとしているのだ。(以上 2020,10/30 NHK 金沢隆大記者)
「車いすバスケットボール」は、団体競技です。
個人競技の方が種目も多く更に「クラス分け」が大変です。
それで各クラス毎に世界新記録ーーー何か取り違えていませんか?