昨年 釣りに出ても小魚(20cm前後のアジ・サバ・ヌメリゴチ等)が不漁で、毎年度々そういう小魚をすり身にして「ハンペン(半片・半平・半弁)」を作ってたが、昨年夏以降一度も作ってないのだ!
それで 連休明けの1/14(火)早朝 碧南釣り公園(中電の火力発電所の冷却水の排出口で、海水が暖かく近海の魚が集まる?)に「小魚( サッパ・コノシロ)」を釣りに行った。未だ夜明け前だというのに駐車場は既に20台以上、釣り場には約30人! 此処での釣りは、約1年ぶりだが何と熟年世代が増えたことか、予想通り 目の前の海上では20〜30cmの「ボラ」の群れが飛び跳ねている。 この時期の40cm以上の「ボラ」は、臭みがなく充分に刺身で食べれるが、30cm以下では使い道がない。この「ボラ」集団を避けて「コノシロ」「サッパ」を釣るのは容易ではない。「ボラ」の群れのいない海域にサビキ仕掛けにて釣り開始したが、全く反応はない。その竿を置き竿にして、「大ボラ」を引っ掛ける釣竿の準備をしてたら、何と置き竿に二匹の初めて見る小魚がかかっているのだ(下写真の青物の稚魚「メジカの新子?」)。
碧南釣り公園は夜明けに従い人が増え、釣りは諦めた。もう一つの目的で、近くの「朝市」に行き「エソ」「ホウボウ」を500円で仕入れた(下写真参照)。「エソ」はハンペン用に、「ホウボウ」は煮魚・唐揚げ様です。
「エソ」「メジカの新子?」は鱗・頭・内臓を除去、「ホウボウ」は鱗・エラ・内臓を除去した。
頭・内臓・鱗を除去した「エソ」は、切り身(600g ハンペン用)と中骨(唐揚げ用)に分ける。
下写真は、半分の切り身(300g 小骨・皮は無視)に薬味(摺りおろしニンニク20g、摺り下ろし生姜20g)と調味料(塩 15g、砂糖 30g、葛粉 60g、冷水 120cc )を加えて「FP」で均一混合させる(右の器には残りの切り身300g)。
下写真は、薬味と調味料の入ったハンペン用の「すり身」です。勿論 薬味に使った「ニンニク」「生姜」は全て自家栽培ですよ。又 使用した繋ぎ用葛粉はベトナム産(HMCの友人から入手)。
残り「エソ」の切り身300g は、最初のすり身と同じ薬味を入れ、味噌で味付けました。
今回は「ハンペン」ではなく、前日に食べた「紀文のさつま揚げ」が美味だったので「さつま揚げ」にしました。
下写真は出来上がった「さつま揚げ」二種類(左は塩味で右が味噌味)です。塩味の方にはすり身に「玉ねぎ」のスライスを混ぜました。途中経過の写真は、すり身を丸めながら油で揚げているので、両手がサラダオイル塗れで撮れませんでした。
「味噌味のさつま揚げ」はイマイチでしたが、玉ねぎを入れた「塩味のさつま揚げ」は美味に仕上がり、奥さんから珍しく好評を得ましたよ。市販品より少し固く仕上がったのは、増量剤(小麦粉?)を入れなかった所為だ? 4,5個を残し全て冷凍にしました。
下写真は「ホウボウ」「メジカの新子?」の唐揚げです。
「エソ」を切り身にした時の中骨は、全てを唐揚げにしビールの摘みにしました( 写真の撮り忘れでゴメン)。
「薩摩揚げ(さつま揚げ)」は、魚肉のすり身を成型し、油で揚げた日本の料理である。魚肉練り製品であり、「揚げかまぼこ」に分類される。 中国由来の料理が琉球に伝わり、薩摩を経由して全国に広がったとされる。島津斉彬が諸藩のかまぼこなどをヒントに鹿児島の高温多湿の風土にあう揚げ物料理を考案させたとの説もある 。ウィキペディア
「半片・半弁・半平」は、関東、東海地方の食材でスケトウダラなどの魚肉のすり身にすりおろしたヤマノイモなどの副原料を混ぜてよく摺り、調味して薄く四角形または半月型にしてゆでた魚肉練り製品である。 ウィキペディア
良く考えるに「ハンペン」「さつま揚げ」の材料は、ウジャウジャ飛び跳ねている「小ボラ」でもいいのではないか?何も「エソ」「アジ」「サバ」でなくても、あの厄介者の30cm以下の「ボラ」でもそれなりに出来る!
次回は「ボラ」の「さつま揚げ」に挑戦してます。